ネットショップを手軽に開設する方法とは?
店舗いらずで商品が販売できる便利な「ネットショップ」。より多くの人に自分が作ったアイテムを届けられる方法として活用されています。しかし、ネットショップを自分で作るとなると「お金も技術も必要でハードルが高そう」とイメージを持つ人もいるのではないでしょうか。そんな時に役立つのがBASE(ベイス)をはじめとするネットショップ開設のプラットフォーム。専門的な知識がなくても、自分だけのECサイトをオープンすることができます。本記事では、ネットショップを簡単に作りたい方へ向けて、BASEの始め方をご紹介します。
BASEってどんなサービス?
BASEを使うことのメリット
続いて、BASEを使うメリットをご紹介します。まとめると以下のようなメリットがあります。
- 初期費用や月額費用がかからない
- 決済のわずらわしさがない
- 幅広い機能が無料で使える
- 知識いらずでおしゃれなショップができる
- スマホケースやTシャツの作成が可能
- 無料でアプリの機能を活用できる
- ショップのブログ記事をオウンドメディアの記事化してもらえる
それぞれ説明をします。
初期費用や月額費用がかからない
決済のわずらわしさがない
決済の大変さがないこともBASEを利用する大きなメリットといえるでしょう。BASEでは、取引の安全性を保証するための仲介サービスであるエスクロー決済を採用。BASEが仲介してくれるので、ショップのオーナーは毎回口座番号をお客様に教えて振り込んでもらう手間が省けます。BASE上の管理画面にて入金も確認でき、毎度口座を確認する煩わしさからも解放されるでしょう。
幅広い機能が無料で使える
BASEでは幅広い機能が無料で提供されています。店舗として運営していく必要最低限の機能はもちろんのこと、ブログやメッセージ、カテゴリ分類などをショップ内に拡張機能として追加できるのです。そのほとんどが無料なので、費用をかけずにショップを充実させられます。より集客に力を入れたいとき、お客様とスムーズにやり取りをしたいときなどに活躍してくれるでしょう。
知識いらずでおしゃれなショップができる
BASEでは、むずかしい知識いらずでおしゃれなショップができるというメリットもあります。おしゃれなネットショップを作るには、デザインやコーディングの知識が欠かせません。しかし、BASEには魅力的なテンプレートや機能が揃っているので、基本的なパソコンの操作ができる方であれば、簡単に思い通りのショップが運営可能です。
スマホケースやTシャツの作成が可能
BASEでは、オリジナルのスマホケースやTシャツを作れるというメリットもあります。自分のショップで販売するアイテムを迷っている方や、自分の描いた絵からオリジナルのアイテムを作ってみたいと考えている方におすすめなのがこの機能です。受注生産方式で売れた分だけ発注することが可能なので、在庫を抱えて困ることは一切ありません。
無料でアプリの機能を活用できる
自分でショッピングアプリを作るのは至難の技です。しかしBASEなら、ショッピングアプリの土台を提供してもらえるので、アプリならではの機能も無料で活用できるのです。例えば、ショップをフォローしているお客様に向けてダイレクトにお知らせを送れるプッシュ通知は、アプリを作らなければ利用できない機能です。BASEを利用することで、そういった機能も無料で活用できるでしょう。
ショップのブログ記事をオウンドメディアの記事化してもらえる
ショップブログに書いた記事を、そのままBASEのキュレーションメディアの記事として掲載することが可能です。BASEは、さまざまなショップの商品を紹介する「BASE Mag.」を運営しています。ここにショップのアイテムを紹介する記事が掲載されることで、より多くの方にショップを知ってもらうきっかけになるはずです。
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続いてはBASE(ベイス)のアカウント開設方法をご紹介!
BASEでネットショップを開く方法
BASEでネットショップを開く方法はいたって至って簡単。必要情報を入力してアカウントを作成し、その後詳細を設定していくことでネットショップをオープンできます。お金をかけたりむずかしい勉強をしたりする必要がなく、誰でもサクッと30秒ほどでネットショップを開設できるでしょう。とはいえ、完全にショップとしてオープンするためには、ちょっとした知識や詳しい設定をする必要があります。ここからは、ネットショップの開設方法を順を追って説明します。
①アカウントを作る
アカウント登録に必要なのは3つの要素
まずはアカウント作成から始めます。BASEのトップページにアクセスすると、無料でネットショップが開けるページに辿り着くはずです。3つの要素を入力するだけで簡単にアカウントが作成できるので、それぞれ入力していきましょう。必要なのは、「メールアドレス」「パスワード」「ショップURL」の3つ。無料でネットショップを開くをクリックすると、BASEから登録したメールアドレス宛に仮登録完了のメールが届きます。
ショップURLは文字数制限に注意
ショップURLは、3文字以上12文字以下という決まりがあります。さらに、既に存在しているショップURLと重複しないように考える必要があります。「thebase.in」と書かれているドメイン部分は数種類から選ぶことが可能なので、使いたい文字列とドメイン部分を上手に組み合わせてURLを決定しましょう。重複している場合は赤字で使えない旨が表示されるので、それが消えるまで組み合わせを変えてみてくださいね。ショップURLに使用できるのは、アルファベットと数字のみ。記号は使えないので注意が必要です。一度決めてしまうとこれ以降ショップURLは変更できないので、後悔しないようによく考えてから登録することをおすすめします。
②ショップ設定を記入
3つの項目を入力して開設ステップを進める
ショップの説明やSNS連携を設定する
ショップ情報では、お店の説明や送料について、SNS連携の設定ができます。記入するのにむずかしいことはありません。必要な情報が並んでいるので、ひとつずつ入力していきましょう。ショップURLとショップ名、BASEアプリのショップURLは既に記載されているので、それ以外の「ショップの説明」「カテゴリ」「SNS」「送料」を設定します。
ショップの送料は、ここで決めた金額が決済時に合計金額に加算される仕組みです。
③「特定商取引法に基づく表記」の登録
ショップを公開するための必須項目
入力は正式名称で行なう
「運営に関する情報の設定」で必要な情報は以下です。
- 区分(個人/法人)
- 事業者の氏名
- 事業者の所在地
- 事業者の連絡先
- その他(営業時間・定休日等)
- 販売価格について
- 代金(対価)の支払い方法と時期
- 役務または商品の引渡時期
- 返品についての特約に関する事項
氏名や所在地は正式な表記で登録する必要があります。個人でショップを開設する場合は、自宅の住所を記載するのが基本的な流れですが、それを避けたい場合は、バーチャルオフィスを利用することをおすすめします。
④決済方法を設定する
BASEかんたん決済に申請する
申請する決済方法にチェックを入れ、その後の項目も埋めて保存ボタンを押します。
BASEかんたん決済の申請チェック以外には、
- 屋号(ショップの名前)
- 事業者の氏名
- 事業者の生年月日
- 住所
- 運営ショップのカテゴリ
を記載する必要があります。チェック欄で後払い決済を選んだ場合は、販売予定の商品のうち、代表的なものをひとつ入力する欄も追加されるので入力しましょう。
⑤デザインを編集する
無料テーマを活用してデザインを設定
⑥ロゴ画像・背景画像を設定
ロゴ画像の設定
背景画像の設定
ロゴ設定の下にある背景設定も併せて決めておくとスムーズです。画像を使用して華やかにしても、色を調節して好みのカラーに整えてもいいでしょう。テーマを設定した時点で既に背景色も変わっているので、オリジナルの背景は設定せずにそのまま使用するのもひとつの手です。
色の横にあるマークを押すと、好みのカラーを選べます。
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BASE(ベイス)の魅力!拡張機能とは?
⑦拡張機能でショップの魅力を上げる
拡張機能「Apps」とは?
ブログ機能
商品検索機能
メールマガジン機能
カテゴリ管理機能
メッセージ機能
Instagram販売機能
⑨商品を登録する
ホームの隣にある商品管理をクリックすると、商品登録ページに遷移します。ショップに掲載するアイテムはここから登録しましょう。
- 商品名
- 商品画像
- 商品説明
- 税込価格
- 在庫と種類
- 表示/公開の詳細
- カテゴリ
商品画像はクリックしたいと思ってもらえるような魅力的でわかりやすいものを選びましょう。また、トップページに表示されるため、ブランドコンセプトを決め、統一感のある画像をセレクトすることをおすすめします。
BASEを使えば誰でも簡単にネットショップを始められる!
BASEを使ったネットショップの開設方法をご紹介しました。初心者でも簡単に自分のショップをオープンできるのが嬉しいですよね。メールアドレスさえあれば簡単にアカウントを作成できるので、お店用のアドレスをひとつ準備して始めてはいかがでしょうか。また、BASEには今回紹介した機能以外にも拡張機能が豊富に揃っているので、ショップに必要なものをインストールし、より充実したECサイトへと整えてくださいね。わからないことがあれば、定期的に開催されているネットショップのノウハウセミナーもチェックしてみることをおすすめします。
BASE以外のネットショップを参考にしたい方は以下のまとめ記事をご覧ください。