事業ポートフォリオとは - Utilly

事業ポートフォリオとは?メリット・作成方法・役立つツール9選を紹介

事業ポートフォリオとは - Utilly

企業のさらなる成長や存続のためには、投入・撤退すべき事業の見極めが非常に重要となります。そのような経営判断をサポートするのが、「事業ポートフォリオ」です。本記事では、事業ポートフォリオの概要、作成するメリットや流れ、おすすめのツールなどを解説します。事業ポートフォリオの作成に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

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事業ポートフォリオとは

事業ポートフォリオとは、企業の事業を一覧化したものです。各事業の収益性、安全性、成長性を一覧にすることで可視化でき、注力・撤退すべき事業が明確になります。事業ポートフォリオを最適化することによって、事業の長期間の継続につながります。昨今では、経済産業省の「事業再編実務指針」においても、企業が持続的な成長を実現するために、事業ポートフォリオの活用が推奨されています。

M&Aとの関係性

事業ポートフォリオは、M&Aにおいて利用されるケースが多いです。M&Aを成功させるためには、あるいは企業が生き残るためには、まずは自社の事業を詳細に理解することが欠かせません。自社の強みや弱み、業界や市場の動向、成長のポイントなどを分析し、そのうえでM&Aに適した相手企業を探します。

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事業ポートフォリオを作成するメリット

ここでは、事業ポートフォリオを作成することのメリットを解説します。

メリット1.経営判断の精度とスピードが上がる

事業ポートフォリオの活用は、スピーディな経営判断につながります。というのも、自社の事業を俯瞰的に確認できるからです。変化の激しい時代においても、事業ポートフォリオがあれば、適切かつ迅速な経営判断がしやすくなります。

メリット2.ビジネスチャンスをつかみやすくなる

また、事業ポートフォリオを使うことで、ビジネスチャンスをつかみやすくなります。経営判断の精度とスピードを向上させるのと同様に、自社の事業を俯瞰できるため、ビジネスチャンスも逃さなくなります。それだけでなく、次にどこにビジネスチャンスが潜んでいるかも見つけられる可能性が高まります。

メリット3.リスクヘッジがしやすくなる

事業ポートフォリオを作成し、活用することによって、リスクヘッジがしやすくなります。各事業ごとの売上高やパーセンテージを一覧で確認できるため、自社の危機的状況や財務状況を把握でき、事前の対処や強化を行えます。普段から不採算事業を把握しておくと、リスクヘッジが取りやすくなります。

事業ポートフォリオ作成時に考える3つのポイント

事業ポートフォリオを作成する際に考えたい3つのポイントを解説します。

1.PPM

PPM(プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント)とは、Product Portfolio Managementの略語で、各事業への経営資源の配分を最適化するための経営手法のことです。PPMでは、縦軸に「市場の成長率」を、横軸に「市場シェア率」を設定し、自社事業を「花形」「問題児」「金のなる木」「負け犬」の4象限に分類します。PPMでは、自社の事業がどこに位置するのかを分析・明確にできます。

2.事業ドメイン

事業ドメインとは、企業の主力事業のことです。事業ドメインを設定することで、経営資源の分散を防止できるだけでなく、限られた経営資源を効果的に投入できます。結果的に、企業が長期的に成長し続けることを可能にするでしょう。事業ドメインを決定する際には、CTM分析という手法がよく用いられます。

3.コアコンピタンス

コアコンピタンスとは、企業活動において中核・中枢となる強みのことです。他社には真似できない、自社だけの強みという意味で用いられます。事業の集中や拡大を図るときには、自社のコアコンピタンスを意識しながら、それを活かせる事業を展開することが重要です。また、事業ドメインを決めるときにも、自社のコアコンピタンスへの理解が欠かせません。

事業ポートフォリオの作成する流れ

事業ポートフォリオを作成する流れは、次のとおりです。

STEP1.PPMで自社の現状を分析する

事業ポートフォリオを作成する際には、まずは自社の現状を把握することが重要です。その際にPPMを活用します。PPMの「花形」は、成長率・市場シェア率がともに高い状態のことです。「問題児」は、現状では市場シェア率が低いものの、成長率が高い状態のことです。「金のなる木」は、市場シェア率が高いものの、成長率が低い状態のことです。「負け犬」は、成長率・市場シェア率ともに低い状態のことです。以上の4つに自社の事業を分類し、現状を分析してみましょう。

STEP2.事業ドメインを決める

次に、事業ドメインを決めます。その際、CFT分析(Customer(顧客)、Function(機能)、Technology(技術)の3つの観点で情報を整理する手法)を活用するのが一般的です。顧客軸は、顧客の好みや価値観を軸とします。機能軸は自社サービスの機能や価値を軸とし、技術軸は競合他社にはない技術を軸とします。このCFT分析を用いて、自社にとって最適な事業領域を設定しましょう。

STEP3.コアコンピタンスを見つける

最後に、自社のコアコンピタンスを見つけます。その際、競合他社が真似できない技術や、他の商品では代替できない強みなどが候補として挙げられます。また、顧客にとって希少価値のあるものや、長期的に需要の高いものなども自社だけの強みになり得ます。

事業ポートフォリオの作成に役立つグラフ作成ツール3選

ここからは事業ポートフォリオの作成に役立つグラフ作成ツールを紹介します。

Excel

Excelは、Microsoft社が開発・提供している無料の表計算ソフトウェアです。入力されたデータをもとに、計算のみならず、表やグラフを作成することが可能です。関数をうまく使用することで、処理を素早く行うこともできます。

ポイント

  • 入力した数値をもとに、縦棒グラフ・横棒グラフ・円グラフ・折れ線グラフ・散布図などのグラフを瞬時に作成できる
  • Excelモバイルアプリも利用できる(iOS、Android、Amazon)
  • Microsoft 365 Personal:年額12,984円、Microsoft 365 Family:年額18,400円(1か月無料試用あり)

 

Canva

Canvaは、オンラインで使える無料のグラフィックデザインツールです。2022年11月時点で、月間アクティブユーザーが全世界で1億人を超えています。ポスターやフライヤー、SNSのアイコンやバナー、グラフなど、幅広いデザインに対応しています。

ポイント

  • 豊富なテンプレートが揃っているので、誰でも簡単におしゃれなデザインを作成できる
  • Webブラウザだけでなく、スマートフォンやタブレットからでも利用できる
  • フリープラン:無料、プロプラン:月額1,500円、チームプラン:月額1,800円

Canvaは、オンラインで使えるグラフィックデザインツールです。ブラウザがあればいつでもデザインが可能で、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末のアプリにも対応してます。SNSのカバー写真や投稿写真のデザイン、広告バナーのデザイン、ロゴ制作、ポスター作成など利用ケースに応じた様々なテンプレートが用意されています。

FineReport

FineReportは、ローコード開発とシステム連携で幅広い業務に対応できるツールです。2022年12月時点で、世界15,000社以上に導入されています。BI分析・データ可視化・帳票作成・データの一元管理などが可能です。

ポイント

  • 独自開発した70種類以上からニーズに合ったグラフを作成できる
  • 円、棒、折れ線だけでなく、レーダー、散布図、バブルチャート、ガントチャート、メータグラフ、ドーナツなど幅広く網羅している
  • 料金プランは要問い合わせ(90日間の無料トライアルあり)

 

事業ポートフォリオの最適化に役立つタレントマネジメントシステム3選

ここでは、事業ポートフォリオの最適化に役立つタレントマネジメントシステムを紹介します。

カオナビ

カオナビは、社員の個性や才能を発掘し、戦略人事を加速させるタレントマネジメントシステムです。2022年3月時点で、利用企業数は約2,500社となっています。テレワークや人材不足、生産性向上など、現代の幅広い人事課題に対応しています。

ポイント

  • 人材情報を一元化・見える化し、スキル管理や人材育成が可能
  • 組織図や数字、社員の顔ぶれなどから人材配置や要員シミュレーションなどが可能
  • 料金プランは要問い合わせ(プランはデータベースプラン、パフォーマンスプラン、ストラテジープランの3つ)

 

HRBrain

HRBrainは、顧客満足度No.1のタレントマネジメントシステムです。従業員一人ひとりが躍動する組織づくりをサポートします。使いやすさを追求し、人材データの管理・分析・活用から従業員体験の向上まで対応しています。

ポイント

  • ワンプラットフォームで人事業務のDXを実現でき、あらゆる人事業務の課題を解決できる
  • 初期設定や導入支援、ノウハウ共有だけでなく、目的や状況に合わせてサポートしてくれる
  • 料金プランは要問い合わせ

 

タレントパレット

タレントパレットは、人事にマーケティング思考を取り入れ、科学的人事を実現するタレントマネジメントシステムです。あらゆる人事データを一元化・分析し、組織の力を最大化します。

ポイント

  • 人材データを活用することで、経営・人事戦略の意思決定の高度化、次世代人材の育成、最適配置、離職防止などを実現できる
  • 導入時の支援や日々の活用のサポート、課題別に特化した高度な活用まで専門のコンサルタントとサポートチームが支援してくれる
  • 料金プランは初期費用+月額費用(具体的な費用は要問い合わせ)

 

事業ポートフォリオの最適化に役立つBIツール3選

最後に事業ポートフォリオの最適化に役立つBIツールを紹介します。

Tableau

Tableau(タブロー)は、組織のデータを最大限活用することを可能にするビジュアル分析プラットフォームです。Tableauのコミュニティには、100万人以上のメンバーがおり、利用方法などを確認できます。

ポイント

  • エンジニアやアナリストでなくても、マウス操作だけで簡単にレポートを作成できる
  • 基本的なクロス集計だけでなく、ビジュアライズ化されたチャートまで幅広く対応している
  • ビューアープラン:月額1,800円、エクスプローラープラン:月額5,040円

 

Domo

Domo(ドーモ)は、社内のあらゆるデータやシステム、人々をつなげて、データドリブン経営を実現するSaaS型データプラットフォームです。自社が保有するマーケティングデータをリアルタイムで一か所に集約し、迅速な意思決定を可能にします。

ポイント

  • 社内のデータ活用を促進し、データ分析の強化やインサイトの発見を可能にする
  • 多彩なグラフによって情報を直感的に捉えられ、さらに情報を掘り下げたり、視点を変えたりして分析できる
  • 料金プランは要問い合わせ(30日間の無償トライアルあり)

 

Microsoft Power BI

Microsoft Power BIは、Microsoft社から提供されているBIツールです。さまざまなデータベースを連結させ、データを可視化して、データ活用を促進できます。組織の全員が最新の分析を活用し、自信をもって意思決定ができるようになります。

ポイント

  • プログラミングの知識がなくても、データの抽出や分析、レポート作成まで可能
  • モバイルデバイスにアプリをダウンロードすれば、外出先からでも確認できる(iOS、Android、Microsoft)
  • 月額:1,090円

 

ツールを活用して、事業ポートフォリオの作成と最適化を進めよう

本記事では、事業ポートフォリオの概要、作成するメリットや流れ、おすすめのツールなどを解説しました。事業ポートフォリオを作成する際には、PPMと事業ドメイン、コアコンピタンスを意識することが重要です。今回紹介したツールなどをうまく活用しながら、ぜひ自社の事業ポートフォリオの作成と最適化を進めてみてください。

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