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本記事では機械学習を搭載した高品質翻訳サービスであるDeepLを紹介します。
目次
日本語翻訳に対応!
DeepLは2020年に日本語翻訳に対応しました。現在は日本語を含め以下の言語に対応しています。記事執筆時点では以下の11言語に対応をしています。- 英語
- 日本語
- 中国語
- フランス語
- ドイツ語
- オランダ語
- スペイン語
- ポルトガル語
- イタリア語
- ポーランド語
- ロシア語
DeepLとは
DeepLはAIを活用した翻訳サービスです。DeepLの運営会社はドイツに拠点を置くサービスと同名のDeepL社です。ディープラーニング(深層学習)を軸に、ドイツのケルンで言語向けの人工知能システムを開発しています。利用者のべ10億人に100億の検索結果
DeepLの前進であるLingueeというサービスから数えると、利用者は10億人を突破、100億以上の検索結果を提示してきたことで大量のテキストデータを分析してきたことが伺えます。DeepLは無料で利用可能
DeepLは無料で利用が可能です。直感的ですのでほぼ説明は不要かと思いますが、コピー&ペーストなどで翻訳をしたいテキストを入力します。ワード(doc)とパワーポイントファイル(ppt)をアップロードすることもできます。無料版の翻訳文字数の上限は5,000字となります
有料版について
無料版には文字数などの制限がありますが、有料版では文字数制限が無くなります。月額8.99ユーロ(約 1,000円)から利用が可能です。最上級のUltimateプランは59.99ユーロ(約7,000円)となります。年間契約をすると最大35%近くのディスカウントで利用できます。DeepLの特長
それではDeepLの特長を簡単に説明していきます。主に無料版にフォーカスした内容でご紹介します。高性能な翻訳品質
DeepLが搭載しているニューラルネットワークは、文章の細かなニュアンスを反映させることで他の翻訳サービスでは出てこないような高品質の翻訳を行うことができます。 DeepLは、scientific benchmarksのテストでも史上最高の結果を打ち出すなど品質の高さを証明しています。ショートカットキー利用で2クリック翻訳!
デスクトップアプリをインストールするとショートカットキー「Command+C」を2回クリックするだけで翻訳が完了します。翻訳サービスの難点の一つであるいちいちコピーとペーストを別ブラウザor別タブに移して試してみるような手間が全くかかりません。ショートカットキー利用方法
ショートカットキー利用のためにはデスクトップアプリケーションをダウンロードする必要があります。PCにてページ右上にあるダウンロードボタンをクリックします。 ダウンロードボタンをクリックすると自動でInstallerのダウンロードがはじまりますので、ファイルをPCにインストールします。Mac OSの例として解説を続けます。Installerのダウンロードが完了したらアプリケーションに入れます。 Macの場合はアクセシビリティを有効にする必要があるため、設定画面から「DeepL Helper」にチェックをして、変更を完了させます。 以上でダウンロードは完了です。 あとは簡単!翻訳したいテキストを選択した状態で「Command+C」を2回クリックするだけで自動で翻訳がされます。 具体的な利用ケースを解説します。 任意の文字を選択して「Command+C」を1回押すと画面の右下にポップアップが出現します。もう一度「Command+C」をクリックすると瞬時に翻訳画面に切り替わります。「挿入」を押すと、選択した文字エリアに挿入することができます。とても速い!「コピー」を押すとそのまま翻訳文がコピーされます! このスピード感はクセになる爽快感です。素晴らしいユーザーエクスペリエンスといえるでしょう。最後に
以上でDeepLの紹介記事を終わります。高品質な翻訳はもちろんのこと、2クリックで翻訳が完了するユーザーエクスペリエンスは非常に素晴らしいものであると思います。無料でも使えるので是非トライアルをしてみてください。この記事の読者におすすめの翻訳カテゴリ記事
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