フルスタックエンジニアとは?基本的な特徴と必要なスキルをおさらい

目次
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はじめに

エンジニアと一口に言っても、担当する技術の範囲によってさまざまな名称があります。では、フルスタックエンジニアとは、どのようなエンジニアのことを指すのかご存知でしょうか。フルスタックエンジニアとは、端的に言うと、幅広い技術と知識を持ち、網羅的に業務を行なえる技術者のことを指しています。専門分野ひとつに特化するのではなく、垣根を横断して技術を使えることが特徴です。

本記事では、そんなフルスタックエンジニアの仕事内容や強み、必要なスキルや目指したいと思ったときにするべきことを丸ごとご紹介します。フルスタックエンジニアとしてのキャリアを考えている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

フルスタックエンジニアとは

フルスタックエンジニアとは、マルチエンジニアとも呼ばれ、複数の技術・知識に精通しているエンジニアのことを指しています。full-stackという英単語が、主にIT関連の複数の技術分野についての知識や技能に精通していることを指しており、複数の領域の技術知識を持ち、一人で幅広いシステム開発や運用ができるエンジニアのことを、フルスタックエンジニアと呼びます。

ただし、どこからどこまでを担当するのがフルスタックエンジニアであると明確な決まりがあるわけではありません。フルスタックエンジニアの担当範囲は、プロジェクトやサービスによって異なると考えておくといいでしょう。

とはいえ、インフラ周りからデータベース設計デザインコーディングなどを丸ごと担当すると考えておくとわかりやすいかもしれません。

現在国内でのフルスタックエンジニアは増えているといわれており、需要が高まっていることも特徴のひとつ。多数のスキルを持ち、一人で何役もこなせるフルスタックエンジニアを目指すのは、エンジニアとしてのキャリアを考えるうえでひとつの大きな選択肢といえるでしょう。

フルスタックエンジニアの3つの強み

続いて、フルスタックエンジニアの3つの強みをご紹介します。

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1.市場価値が高く需要が拡大している

フルスタックエンジニアは、一人でいくつもの役割を担える万能さが強み。プログラムを組みシステムとして稼働させるには、さまざまな工程を通る必要があります。フルスタックエンジニアはそれらをまとめて一人でこなすことが可能なので、企業からも重宝されるのです。

特にスタートアップ企業は、少ない人数で幅広い業務を遂行していかなくてはいけないので、よりフルスタックエンジニアが活躍できる場といえます。また、スタートアップ企業ではスピード感を持って仕事を進めることが重要視されるため、フルスタックエンジニアとの相性が抜群なのです。

このように、市場価値が高く、需要が拡大していることがフルスタックエンジニアの強みのひとつといえるでしょう。

2.仕事を失いにくい

市場価値が高いことからもわかるように、優秀なフルスタックエンジニアを求めている企業は多くあります。また、近年は海外へシステム開発を外注する「オフショア開発」を利用して開発業務を発注する企業が増えてきているため、日本のエンジニアはオフショア開発との差別化を図る必要性に迫られています。

このような流れから、国内で求められているエンジニアには必然的に複数のスキルを持つことが要求されており、それに当てはまるフルスタックエンジニアは仕事を失いにくいと言えるのではないでしょうか。

3.転職が有利になる

オフショア開発の影響を受け、国内のフルスタックエンジニアの求人数自体は減少していますが、まだまだフルスタックエンジニアを求めている企業は多いため、条件を妥協して転職活動をする必要がありません。また、フルスタックエンジニアは、基本的に複数の専門知識とスキルを持っているため、幅広い企業にて求人があり、転職するときにも有利な状態で職探しができます。

フルスタックエンジニアのデメリット2つ

続いて、フルスタックエンジニアのデメリットをご紹介します。

1.安定しているとは限らない

需要が高まっているフルスタックエンジニアですが、安定しているとは限らない点がデメリットといえます。

先ほどお伝えした通り、オフショア開発が活発に取り入れられるようになっている影響で、国内エンジニア求人はより競争が増しています。フルスタックエンジニアはその中でも希少性が高いことは確かですが、専門性を磨き続けないと必ずしも安定しているとはいえない状態になってきているのです。

また、エンジニアとして会社に勤めていると、スキルと給与とが必ずしも連動しないこともあります。持っている高いスキルを給与に反映したいのであれば、資金力に余裕のある大手企業や実力主義の外資系企業へ転職することをおすすめします。

技術の提供範囲を曖昧にしない

さらに、フルスタックエンジニアは、どこからどこまでの技術をカバーするかの定義が曖昧であるため、使う側からすると使いにくさを感じてしまいます。広範囲のスキルを持っているので有利であることには変わりありませんが、むずかしさもあることは事実です。

雇用会社はフルスタックエンジニアの価値を理解できるカルチャー作り、および専門性の提供範囲を明確にするよう密にコミュニケーションをとることで、フルスタックエンジニアの価値を最大限活かす環境作りが必要になるといえるでしょう。

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2.激務であることが多い

フルスタックエンジニアは、開発のあらゆるフェーズを一人でこなします。そのため、気をつけないと様々なプロジェクトに巻き込まれてしまい自然と激務になってしまうのです。

一般的な開発は、それぞれに専門的なスキルを持った技術者が配置され、分業制で行なわれます。対してフルスタックエンジニアは、それらの工程を丸ごと担当するケースも多いので、担当する仕事量が自ずと増えてしまいます。どんな企業でも激務であるケースがほとんどなので、デメリットとして頭に入れておくといいでしょう。

フルスタックエンジニアの市場価値が高い理由

続いて、フルスタックエンジニアの市場価値が高い理由をまとめて見ていきましょう。

理由1.開発の生産性を高めれるから

ある程度の規模までの開発であれば、複数人で開発をするよりも一人で開発を進めた方がスピーディーに行なえます

特にスタートアップ企業では、限られた予算内でサービスをスピーディーに作り込まなくてはいけません。各工程で必要な人材を採用して分業化するよりも、全ての工程を担当できる人材を一人雇って進めてもらう方が、開発全体のコストパフォーマンスを高めることができます。

このような理由から、特に資金力に限りのあるスタートアップ企業やベンチャー企業で重宝される傾向があります。

理由2.エンジニアへの価値観の変化に対応できるから

近年は、オンラインでの学習機会やエンジニアスクールの増加によって、エンジニアとして働くハードルが下がってきています。また、クラウドサービスが普及したり、フレームワークを活用することでシステム開発が簡易化されたりといった背景も存在します。そのため、単純なプログラミング作業は海外へ安価に外注ができるオフショア開発を取り入れ、国内で雇うエンジニアには高度なスキルを持っていることを求める企業も増加しています。

「高くてもこの人にお願いしたい」というケースか、幅広い技術と知識を持ち一人でカバーするケースのどちらかという傾向が強まっているといえます。そのためこれらの理由から、高度な専門スキルを多数持っているフルスタックエンジニアの市場価値が高まっているのです。

理由3.システム開発期間が短期化しているから

近年、システム開発の手法や期間にも変化が見られていることも、フルスタックエンジニアの市場価値が高まっている背景のひとつにあります。従来は、ウォーターフォール開発という手法が主流でした。ウォーターフォール開発とは、最初に期間や順序を設定し、設定した順序に沿って開発を進める方法です。

対して近年は、アジャイル開発というのが主流になってきています。アジャイル開発は、短い期間での開発を繰り返し、改善を重ねて仕上げていく方法です。アジャイル開発は、短期間でスピーディーに開発を進める必要があるため、ウォーターフォール開発に比べて開発に関わる技術者の人数が少なく済むことが特徴です。

技術者は、アジャイル開発においてシステム全般の開発に携わり、改善する段階で柔軟な対応をすることが求められています。これらに対応できるのがフルスタックエンジニアであるため、市場価値が高まっているのです。

理由4.システムをリリースしたあとも対応が必要になるから

従来は、システムを開発しリリースするまでに携わることが主流だった技術者ですが、アジャイル開発の台頭によってシステム開発が短期化されたことにより、エンジニアがシステムリリース後の運用や改善、機能追加といった対応まで行なうように変わってきています。

そのため、システムをリリースしたあとにも幅広く対応できるフルスタックエンジニアが重宝されるようになっているのです。

フルスタックエンジニアの主な仕事内容5つ

続いて、フルスタックエンジニアの主な仕事内容について見ていきましょう。とはいえ、フルスタックエンジニアには明確な定義がないので、仕事内容も企業や携わるサービスによって異なります。ここでは、主に担当することの多い仕事内容をご紹介していきます。

1.フロントエンド開発

まずはフロントエンド開発です。フロントエンドとは、WebサービスやWebアプリケーションで直接ユーザーの目に触れる部分のこと。クライアントサイドとも呼ばれ、ユーザーがマウスやトラックパッドを使ってWebサイトを閲覧したり、クリックをしたりできる設計を作るのがフロントエンドです。フロントエンドは、主にHTMLCSSJavaScriptなどのプログラミング言語を使って開発を行ないます。

WebサイトやWebアプリケーションは、スマートフォンだけではなくパソコンやタブレットなど、さまざまな機器からアクセスされるので、それぞれに合わせたサイズ設定や設計が求められます。

2.バックエンド開発

続いては、バックエンド開発です。バッグエンドとは、フロントエンドとは対照的で、一般的にユーザーの目につかない裏側の部分のことを指します。WebサービスやWebアプリケーションによりますが、裏側の動的な処理やデータベースの設計・開発・運用保守を担当することが多いといえます。例えば、ECサイトの場合は、会員登録や注文を行なう際の受注処理、在庫との連携やクレジットカード決済、発送管理などを担当しているのがバックエンドです。

バックエンドは、主にJavaPHPPerlRubyといったプログラミング言語を用いて開発を行ないます。

3.モバイルアプリ開発

続いて、モバイルアプリ開発です。Webサイトの開発とモバイルアプリの開発とでは使用するプログラミング言語が異なります。そのため、Webサイトとモバイルアプリ開発とでは、開発担当者が分けられるのが一般的です。しかし、フルスタックエンジニアはWebサイト開発もモバイルアプリ開発もどちらも一人で担当する場合も多くあります。双方の開発に必要な知識とスキルを備えているエンジニアがいることで、より連動したWebサイトとモバイルアプリを開発できるというメリットがあります。

4.インフラ周りの構築・保守運用

続いて、インフラ周りの構築・保守運用です。ネットワークやサーバーに関わるインフラ構築や保守運用についても、一般的には専門的な知識とスキルを持った技術者が担当として置かれます。サーバーのセットアップやバックアップを行ない、システムダウン時にも対応ができるように備えるのがインフラ周り担当者の仕事です。

このインフラ周りの保守運用もフルスタックエンジニアは担当します。フルスタックエンジニアがいると、サービスを提供しているときにインフラ周りでトラブルが起こっても、インフラ周りを担当している技術者に頼らず一人で対応できるケースも。Webサイトがシステムダウンしてしまったときに、インフラ周りの担当者の対応をバックエンドの担当者が待つ必要なく復旧作業が進められるのでメリットが高いと言えます。

5.プロジェクトマネジメント

続いてが、プロジェクトマネジメントです。プロジェクトマネジメントをフルスタックエンジニアが担当するかは、企業やサービス、体制によって異なります。サービスのリリースなどといったプロジェクトの際には、それらを期日通りに進められるかを管理するマネジメント担当者も必要になります。フルスタックエンジニアがこのプロジェクトマネジメントまで担当するケースがあります

技術面をまとめて把握できているフルスタックエンジニアは、俯瞰的にプロジェクトを見て進められるという利点があります。そのため、技術面からマネジメント面まで一括で担当するケースもあるのです。ただし、技術の担当者とマネジメント担当者は分けられることもあるので、どこまで業務範囲内なのかは事前に確認しておくことをおすすめします。

フルスタックエンジニアの年収

複数の技術を一人で担当し、業務量も特化型のエンジニアに比べて多いフルスタックエンジニア。では、年収はどれくらいが平均なのでしょうか。定義が曖昧なフルスタックエンジニアは職種として明確な平均年収が出されているわけではありません。経済産業省が平成29年に発表した「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」によると、エンジニア・プログラマの平均年収は592万円とされています。ここから考えると、より幅広い知識とスキルを提供しながら仕事をしているフルスタックエンジニアの年収は、600万円から1000万円程度だと推測できます。ただし、先ほどもお伝えした通り、会社の中でエンジニアとして働いている場合はスキルと年収がマッチしない可能性が大いにあります。資金力のある企業でなければ、技術を提供しているのになかなか年収が上がらないということにもなりかねないので、職場選びは熟考するといいでしょう。

フルスタックエンジニアに必要なスキル

続いては、フルスタックエンジニアに必要なスキルについて見ていきましょう。フルスタックエンジニアは、開発に関わる技術面を全て一人で担当するマルチプレイヤー。そのため、必要なスキルも多岐に渡ります。

1.フロントエンドサイドの開発スキル

まずは、フロントエンドサイドの開発スキルです。フロントエンドとは、先ほど紹介した通り、WebサービスやWebアプリケーションで直接ユーザーの目に触れる部分のことを指します。

Webサイトの形を作るHTML、見た目を整えるCSS、動的な要素を入れ込むJavaScriptという3つのプログラミング言語は、フロントエンドを担当するうえで必要不可欠です。これらのプログラミング言語を知識・スキルとして持っていないと、フルスタックエンジニアとして仕事をしていくのはむずかしいといえるでしょう。

2.バックエンドサイドの開発スキル

続いて、バックエンドサイドの開発スキルです。バッグエンドサイドエンジニアになるためには、バッグエンドの開発言語と、ミドルウェアの知識が必要不可欠です。JavaやC++などのコンパイラ型言語や、PHP、Ruby、Pythonなどのインタプリタ言語を習得する必要がありますインタプリタ言語の方がプログラムの実行速度が早く、多くの企業に導入されているという特徴があるので、インタプリタ言語を優先的に学習するといいでしょう。

ちなみに、コンパイラ型言語とは、人間が書いたプログラムをコンピュータが理解できる形(=機械語)へと変換するプログラミング言語のことを言います。全てのソースコードを機械語へと変換し、一気に実行していくのがコンパイラ型言語です。対してインタプリタ言語は、プログラミング言語で書かれたソースコードを1行ずつ機械語に変換していく言語のことをいいます。

また、よく利用されるものを枠組み化した「フレームワーク」がプログラミング言語にもあるので、Ruby on Rails やCakePHPなどの言語別にフレームワークを学習しておくと便利です。

さらに、フロントエンドサイドの技術者が開発したアプリケーションとハードウェアとを繋ぐためには、ミドルウェアという補完ソフトウェアを組み込むことも必須です。バックエンドサイドのスキルと知識をつけるには、ミドルウェアの知識も必要となります。中でも、Webサイトの情報を送受信を助けるApacheやデータベースを管理するためのMySQLなどは数多くのWebサイトで使用されるため、あわせて覚えておきましょう。

3.モバイルサービスに関わるスキル

フルスタックエンジニアとして仕事をするうえでは、モバイルサービスに関わるスキルも必要です。近年は、スマートフォンが普及したことによって、モバイルアプリ開発をはじめとしたモバイルサービスに関わる技術が必要不可欠になっています。JavaやPython、JavaScriptだけではなく、Androidであればkotlin、iOSであればSwiftといったスキルも習得しましょう。

4.クラウドサービスに関わるスキル

モバイルサービスだけではなく、クラウドサービスの普及も進んでいます。最近ではAWSのようなクラウドサービスを活用する企業が増えているのが特徴です。フルスタックエンジニアも、インフラ周りを整えるクラウドサービスに関わるスキルを習得するようにしましょう。

5.マネジメントスキル

フルスタックエンジニアがプロジェクトマネジメントまで担当するケースもあります。フルスタックエンジニアを目指すのであれば、マネジメントスキルも併せて習得することをおすすめします。

マネジメントスキルとは、具体的に期日までに開発スケジュールの調整を行なうこと。いくらフルスタックエンジニアが網羅的に技術を担当できるとはいえ、完全に一人でサービスを全て作ることは少ないはずです。

マネジメントを行なうには、各担当者と連携を取れるコミュニケーション能力や、開発をスムーズに進められるような俯瞰的な視野、納期から逆算して開発を進める力などが必要になるといえるでしょう。

フルスタックエンジニアになるためにすべき4つのこと

最後に、フルスタックエンジニアになるためにすべきことをご紹介します。

1.複数の専門分野を持つこと

まずは、複数の専門分野を持つことです。フルスタックエンジニアは、1個の分野に特化するのではなく、専門的な分野を多数持つことが必要です。自分の得意分野から徐々に範囲を広げていくことで、フルスタックエンジニアへの道がひらけていくでしょう。

2.広範囲の知識とスキルを持つこと

専門分野を持つことと繋がりますが、フルスタックエンジニアとして活躍するには、広範囲の知識とスキルが必要不可欠です。それぞれの専門分野を深掘りし、多角的な視点で知識をつけるのがおすすめです。

3.業界全体を俯瞰する視野を持ち、常にスキルアップすること

IT業界の進化は著しいものです。少しでも止まってしまうと、プログラミング言語や開発手法の変化に置いていかれてしまいます。業界全体を俯瞰しつつ、情報の取り遅れがないよう勉強をし続けましょう。また常にスキルアップをすることを意識し、業界に関する情報収集や分析を怠らないことを習慣化できれば、フルスタックエンジニアへの近道ともいえます。

4.多くのプロジェクトに参加すること

実際の開発に関わることでさまざまな経験を積むことができ、自然と幅広い知識やスキルを習得できていたというケースも多くあります。もちろん一人で勉強することも大切ですが、多くのプロジェクトの開発に携わり、経験と実績を積むことも重要です。

また、フルスタックエンジニアは沢山の技術やスキルを保有しているだけではありません。それらの技術をうまく組み合わせ、実際に現場で使えることが大切です。多くのプロジェクトに参加することで、力の発揮の仕方もどんどん身についていきます。

まだまだ市場価値の高いフルスタックエンジニアを目指そう

求人の競争環境は増しているとはいえ、オフショア開発と差別化できるフルスタックエンジニアという仕事は、まだまだ市場価値が高いといえます。知識とスキルを磨き続けることで、フルスタックエンジニアとして多くの開発現場で重宝される存在になれることでしょう。

自分の強みを伸ばし、さらに幅広いスキルを習得することで、エンジニアとして活躍の場を広げられるはずです。ぜひ記事を参考に必要なスキルを磨いていってくださいね。

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