企業が高卒採用の際に知っておきたい6つのルール・スケジュール・成功させるポイントを紹介

昨今の人手不足が原因で、企業が高卒採用を実施するケースが増えています。とはいえ、これまで大卒や中途採用をメインに行ってきた企業にとっては、あまりなじみのあるものではないでしょう。高卒採用には、独自のルールやスケジュールが定まっていることから、事前に把握しておくべきポイントや注意点などがあります。本記事では、高卒採用の概要、ルール、スケジュール、成功させるポイントについて解説します。高卒採用の導入を検討している企業は、ぜひ参考にしてみてください。

高卒就職の現状や課題

平成28年3月時点の情報では、全国の高校生約100万人のうち、毎年18~20万人が高卒就職を希望していることがわかっています。これは全体の約18%にあたります。高卒就職の特徴としては、実は普通科の高校生が多く就職している点です。平成20年のリーマンショック以降、高卒採用の求人数は大きく減少しましたが、現在は景気回復や人手不足の影響で、高卒求人数も増加傾向にあります。高卒就職の課題としては、早期離職率の高さが挙げられます。3年以内で離職率は約40%、1年以内は約20%と言われています。また、高校生自身も未熟な部分があって仕事を選ぶ能力が備わっていないことや、高校の先生も就職指導や卒業後のフォローに困っているなどの課題も残されています。

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高卒採用の際に知っておきたい6つのルール

高卒採用には、高校生を守るためのルールがいくつか存在します。ここからは高卒採用を実施する前に、ぜひ知っておきたい代表的な6つのルールをご紹介します。

1.求人票・求人募集の解禁時期

求人票や求人募集の解禁時期は、一律で決まっています。令和4年3月の新規高等学校卒業者の採用選考に関しては、ハローワークによる求人申込書の受付開始が6月1日から、企業による学校への求人申込および学校訪問開始が7月1日、学校から企業への生徒の応募書類提出開始が9月5日(沖縄県は8月30日)、企業による選考開始および採用内定開始が9月16日となっています。

2.一人一社制

高校生は、大学生とは異なり一度に何社も応募できません。複数の応募で就職活動に追われれば学校生活に支障が出るため、一人一社の応募となっています。また内定が出れば必ず就職するという前提があるため、基本的に内定辞退は起こりません。もし不採用だった場合は、その通知が学校にきてから、高校生はまた次の応募ができるようになります。

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3.書類のみでの選考はNG

高卒採用の場合、書類のみでの選考は禁止されています。書類のみでの選考は、違反行為としてハローワークから指導が入ります。そのため必ず適性検査や面接選考が必要です。一般的には面接や適性検査、作文、一般常識などが実施される傾向にあります。

4.全国高等学校統一用紙を使用する

高卒採用では、全国高等学校統一用紙を使用することが決められています。企業へ提出する応募書類には、生徒本人が作成する「履歴書」だけでなく、学校が作成し校長印が押された「調査書」が必要です。その際、全国高等学校統一用紙を使用しなければならないため、企業が独自の提出書類を設けることは禁じられています。

5.指定校求人の3倍ルール

企業が指定校求人を選んだ場合、募集人数に対して3倍の数まで高校を指定できます。この文化を「3倍ルール」と呼んでいます。3倍ルールを超えて指定校を設定しても、違反にはなりませんが、高校側から怪しまれる可能性はあります。この3倍ルールのおかげで、公開求人よりも指定校求人を高校生に薦める傾向があります。この3倍ルールは、地域によって浸透度に差があります。求人を出す地域の慣習や慣例をよく理解しておく必要があるでしょう。

6.違反質問に注意する

高卒採用では、面接で質問してはいけない「違反質問」というものがあります。これは、出身地や信条による差別の撤廃、成熟途中の高校生の潜在能力を評価するといった観点によるものです。具体的には、両親の出身、家族の職業、政治関連から、尊敬する人物や目指す人間像、一見すると質問者には問題ないように思えるものまで、違反質問にあたる可能性があります。そのため、事前に質問内容が違反質問に当たらないか確認しておく必要があります。高校生は採用試験後に「受験報告書」をハローワークに提出することになるため、そこで面接時に違反質問がなかったかを確認できる仕組みとなっています。

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高卒採用の採用選考のスケジュール・流れ

ここからは高卒採用の採用選考の大まかなスケジュールや流れをご紹介します。

STEP1.学卒求人説明会への参加

高卒採用を行うなら、5月中旬から下旬にかけて学卒求人説明会に参加する必要があります。事業者登録をしている管轄のハローワークで、高卒採用のための求人票を発行しなければならないからです。説明会に参加することで、はじめて「高卒求人登録用紙」を受け取れます。説明会に参加しなければ用紙を手にできないため、必ず説明会に参加しましょう。

STEP2.ハローワークに「求人申込書」を提出し、求人票を受け取る

A4の4枚シートである求人申込書に必要事項を記入して、6月1日以降にハローワークに提出する必要があります。仕事内容や補足欄への記入は、なるべくわかりやすい文章を心がけることが大切です。7月1日以降にハローワークが受理した求人票を受け取りに行きます。正式に受理された求人票には、受理印が押されています。

STEP3.学校への求人票の送付・学校訪問

7月1日以降に発行された求人票のコピーを高校に送付します。指定校求人の場合は、指定した高校に、公開求人の場合は、応募を期待する高校に郵送あるいは持参します。その際、求人票のコピーのみならず、送付状、高校生にもわかりやすい仕事紹介のパンフレットやチラシ、DVD、職場見学実施予定表なども送付できるとよいでしょう。学校訪問に関しては、お盆や年末年始、9月5日~15日は訪問が禁止されている期間ですので、注意が必要です。

STEP4.応募前の職場見学の受け入れ

高校3年生が受験先決定の参考にするために、職場見学を受け入れられます。受け入れるか受け入れないかは、求人申込票をハローワークに提出する際に決めます。受け入れた場合は、応募前の職場見学が事前選考にならないような配慮が求められます。職場見学の際に、高校生にアンケートを取ることや個人情報を聞き出すことなどはNGです。

STEP5.採用試験日時の決定、連絡

高校生から応募があれば、9月5日以降に応募書類が届きます。応募があったら、採用日時を確定させ、高校へ「採用試験案内」を書面にて通知します。電話で連絡した場合も、誤りのないようにFAXや郵送などにより、文面で残すようにします。

STEP6.採用試験の実施

9月16日以降に採用試験を行います。応募書類だけの選考は禁じられているため、面接や適性検査などの実施も必要です。採用試験は1日で実施することが推奨されており、2次・3次試験など何回も採用試験が行われることはほとんどありません。また、面接の際には、高校生に聞いてはいけない違反質問をしないように気をつけましょう。

STEP7.採否の通知

採用試験が終わったら、10日程度を目安に、採用・不採用に関わらず結果を書面にて高校へ通知します。不採用の場合は、理由を口頭あるいは書面にて伝えると、高校生の次の就職活動に活かせます。

高校生の就活前後のスケジュール・動き

企業が高校へ応募書類を提出する6~7月ごろ、高校生は三者面談や期末テストを迎えている可能性があります。その後は8月末まで夏休みに入っています。そして、高校から企業へ応募書類を提出開始する9月ごろから、再び学校が始まります。

高卒採用を成功させるポイント

最後に、高卒採用を成功させるための2つのポイントを解説します。

ポイント1.高校生の新卒採用をサポートサービスを利用する

高校生の新卒採用をサポートするサービスの利用をおすすめします。とくに、株式会社ジンジブによる「ジョブドラフト」は、高校生の新卒採用をトータルでサポートしてくれます。これまでに3,500社以上の高卒採用を支援してきたノウハウを活用して、企業の高卒採用を成功へと導いてくれます。高校生に求人情報を届けられるツールの作成、対面での採用イベントの開催など、さまざまな面から採用活動を支援してくれます。ジョブブランの料金プランはフリープランは0円から、ライトプランは36万円(税別)、サポートプランは60万円(税別)の3つとなっています。

ポイント2.求人情報のWeb公開だけではなく学校に情報を届ける

求人情報をWebに公開するだけでなく、高校に情報を届けることも欠かせません。学校に情報を届けることで、自社について先生方に理解してもらえれば、高校生にも紹介してもらいやすくなります。さらによい印象を持ってもらえれば、高校生が興味をもってくれる可能性も高まるでしょう。

注目が高まる高卒採用は、ルールを把握してアプローチしよう

高卒採用は、大卒や中途採用とは異なり、独自のルールがいくつか存在します。そのため、ルールをしっかりと把握してから、高卒採用をはじめることが成功へと導く鍵となります。またスケジュールも厳密に決まっているため、できることは早めに着手し、万全の準備をしておくようにしましょう。

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