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はじめに
仕事をしているとファイルのやりとりや保存をしなければいけない場面に出くわします。本エントリではより便利にお得にファイル管理ができるオンラインストレージサービスを紹介します。
オンラインストレージサービスとは
オンラインストレージサービスとは、オンラインでファイルの保管ができるサービスです。
一般的にはクラウドサーバーにファイルを置いて、外出先からでも閲覧できるようなサービスを指します。例えば、アプリでも閲覧できるなどクロスデバイス展開をしているサービスも多いです。
基本的には無料で使えるサービスがほとんどです。ビジネスモデルとしてはフリーミアムモデルで、容量を増加させるタイミングで課金となるパターンが多い印象です。
DropBox(ドロップボックス)
オンラインストレージサービスとして定番であるのがDropBox(ドロップボックス)です。
DropBoxは無料でストレージを利用できることはもちろん、デスクトップ、モバイル、タブレットなどデバイスをまたいで利用することができます。
料金プラン
DropBoxの個人向け料金プランは以下です。
- Basic(無料):2GB
- Plus(月額1,200円):1TB
法人向けプランは以下になります。
- Professional(月額2,400円):2TB
- Standard(月額1,250円):3TB
- Advanced(月額2,000円):必要に応じた容量
特徴
ソフトをインストールすることで、複数デバイスを同期することができる使い勝手の良さがあります。一方で無料プランの2GBは比較的少なめかもしれません。
Google Drive(グーグルドライブ)
Google Drive(グーグルドライブ)はGoogleが提供するファイルストレージサービスです。Googleアカウントさえあればどの端末からでも誰とでも共有をすることが可能です。
料金
料金は以下となります。
- G Suite利用:容量制限なし(月額10-25ドル)
- エンタープライズ:1GBあたり月額0.04ドル
特徴
利用可能な容量は無制限。Googleスプレッドシート、スライド、ドキュメントなどとの連携も簡易で最も使いやすいストレージサービスといえるでしょう。
Box(ボックス)
Boxは「セキュア」を売りにしたストレージサービスです。高度なセキュリティ管理機能、暗号キー管理、完全な情報ガバナンスにより、あらゆるコンテンツを保護することができます。セキュリティ的に重要なファイルの保存ややりとりはBoxを使ってもよいでしょう。
料金
個人プランは無料で10GBを利用できます。無料にしては大容量です。
法人向けのプランは4プランあります。最も上位のビジネスプラスでは容量無制限で利用することができます。
特徴
Boxの特徴は前述の通りセキュアなサービスであるということ、そしてユーザビリティ観点では共同編集ができるサービスであります。ファイルの共同編集ができるサービスはほとんどないためこの部分が独自性になっているといえるでしょう。
One Drive
One Driveはマイクロソフトが提供するストレージサービスです。
料金
個人向けのプランは以下になります。無料で5GBを利用することができます。
法人向けプランは以下です。プラン1は1ユーザーあたり1TBのストレージが利用できます。プラン2は容量無制限となります。非常にコストパフォーマンスが良いと言えます。
特徴
マイクロソフト製品との互換性がやはり特徴と言えます。併せて、マイクロソフトのスケールメリットを活かした大容量プランは魅力的ですね。
Evernote(エバーノート)
Evernote(エバーノート)はど真ん中のストレージサービスというよりは、ストレージサービスも付随したメモ、クリッピングサービスと言えるでしょう。ファイルはもちろん、写真、音声、メモなど様々なものを保管することができます。
料金プラン
Evernoteも無料で使えます。容量などの各種アップデートで有料版になります。
個人は無料の「ベーシック」と月額600円の「プレミアム」があります。法人プランは1ユーザー月額1,100円のプランがあります。
月間アップロード容量
- ベーシック:60MB
- プレミアム:10GB
- ビジネス:20GB+2GB(1ユーザーにつき)
特徴
Evernoteはメモなどテキストデータの保存は非常にクイックにできることが便利な特徴ですが、大容量のファイル保存にはあまり向いていないかもしれません。
iCloud Drive
iCloud Driveはappleが提供しているストレージサービスです。iPhoneなどとの連携が非常にシームレスであるため写真をはじめ音楽などのコンテンツの保存も非常に容易にできます。
料金
無料プランでは5GBを使うことができます。月額1,300円のプランでは2TBまで容量を拡張することができます。
特徴
iCloud Driveに関してはプライベート向けといえるでしょう、iPhoneで撮影した写真を自動で保存したり、家族にシェアしたりといった用途が最もイメージしやすいかもしれません。
Amazon Cloud Drive
Amazon Cloud DriveはAmazonが提供しています。Amazonの音楽サービスからダウンロードをすると自動的に保管されるなど、プライベートにおいても使いやすいサービスです。
料金
無料プランでは、5GBを利用できます。有料プランでは年間800円からストレージを利用することができます。
特徴
Amazonのコンテンツダウンロードとはとても親和性が高く、手間がかからなそうです。
しかしながら他の人とファイル共有をする機能は現時点ではないため仕事での使い勝手はあまり良くなさそうです。
最もコスパが良いのは?
無料プランでストレージ容量が大きいのはBoxといえそうです。しかしながら、Gsuiteアカウントを作る前提ですと、容量無制限のGoogle Driveに軍配が上がりそうです。
最後に
ストレージサービスと一口に言っても、ビジネスなのかプライベートなのか、はたまたファイル共有が多いのか少ないのかなど使用用途によって最適なものを選ぶことがより良い使い方につながっていきそうです。
以上で、おすすめのオンラインストレージサービスに関するエントリを終了します。