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PDFは編集できる?編集方法とおすすめソフト15選もご紹介

ビジネスで必ず使うファイル形式、PDF

ビジネス上の資料など、やり取りすることが多いPDF。作成したあとに書き足さなければいけないことが出てきたり、もらったPDFに書き加えることが出てきたりしたときなど、PDFに編集を加えなくてはいけなくなる状況が出てくるはずです。本記事では、PDFの編集方法とおすすめの編集ツールをご紹介します。いざというときに活用できるよう、知識として覚えておくと便利です。

PDFは編集できる?

PDFはよく読み取り専用の文書として共有されることが多いものです。しかし、PDFになった状態でも書き加えたり変更したりしなければいけない状況が出てきますよね。では、PDFは編集できるのでしょうか。その答えは「YES」。PDFも対応しているツールさえ使えば、編集が可能なのです。

PDF編集ツールでできること

ツールを使ったPDFの編集では、以下のことが可能です。

ただし、使用するツールによって編集できる範囲が異なっているため、どのツールが自分の編集範囲や頻度に適しているかを吟味することをおすすめします。

PDFの編集ツールはWord(ワード)がおすすめ

実は、PDFの編集にはMicrosoft Word(ワード)が活躍してくれるのです。多くのビジネスパーソンが普段から利用しているWord。そんなWordにPDF編集機能があったなんて知らなかったと驚く方も多いことでしょう。

Word(ワード)でのPDF編集方法

早速、Wordを使ったPDFの編集方法を順を追って説明します。

①ファイル→開くの順でクリックする

まずはファイルを選択します。

その後、開くボタンを押してパソコン内にあるデータからPDFを探しましょう。

②PDFファイルを選択する

PDFデータを見つけたら、そのままクリックして開きます。

③Word上でPDFデータを編集する

PDFを開くと、Wordによって自動的にコピーが作成されます。ここで変更を加えても、元のPDFデータには変化がないので安心して作業を続けましょう。Word文書に変換されるため、書式が少し変更されることがあるので注意しましょう。

Wordと同じように編集が可能になるので、書き加えたい点や変更点を追加しましょう。

PDF編集時の注意点

よく利用するツールでもPDFの編集が可能であることがわかった反面、編集する際に注意すべき点もあります

塗りつぶしてもデータは消えない

PDFで隠したい部分を黒く塗りつぶすことを「墨消し」といいます。墨消しは個人情報や重要な情報を隠す際に用いられることが一般的ですが、墨消しをすれば情報が全て消えたと考えるのは危険です。見た目では見えなくなっていても情報としては残っています。そのため、情報を抜き取られてしまう可能性があるのです。データを完全に削除するには、ソフトで塗り潰すのではなく、根本的にデータを削除しなければなりません。マジックで塗り潰してからもう一度読み込むか、該当箇所のデータを削除するか、どちらかが必要になるので注意しましょう。

セキュリティ上編集できないファイルもある

PDFで編集ができるのは、編集制限がかかっていないものです。外部に情報を変えられては困るような文書にはセキュリティ上の観点から編集制限がかかっていることがほとんどだといえるでしょう。もし制限がかかっている場合は、パスワードを共有してもらうか、または一度印刷してから再度PDFとして取り込む方法がおすすめです。ただし、制限がかけられているほどの文書に変更を加えた旨は、ファイルの所有者に伝えるようにしましょう。

フォントやレイアウトが不自然になることも

PDFをWordや他のツールで編集した場合、フォント崩れやレイアウト崩れが起こる可能性が大いにあります。不自然な仕上がりになってしまう可能性があることを頭に入れておきましょう。PDFに使われているフォントを検索して反映し直したり、編集後に再度レイアウトを整えたりなど、少し工夫が必要になります。

(次ページ)
PDF編集のオススメツールを一気にご紹介!

PDF編集のおすすめツール15選

最後に、PDFを編集するうえでおすすめのツールをピックアップしてご紹介します。

PDFエレメント

最初にご紹介するのは「PDFエレメント」です。PDFコンテンツを簡単に作成・編集・変換できるPDF編集専門のソフトです。シンプルなデザインで使い勝手がよく、簡単に編集や調整、追加や削除ができる優れものです。無料ソフトではないのでコストはかかりますが、PDF編集をよく行なう場合は課金しても満足いく使い勝手を得られるでしょう。また、文字を一括で検索し置換できるところも魅力のひとつ。PDFを編集するうえで大きな時間短縮につながるはずです。テキストの検索機能は、編集したい箇所を効率よく探せるので便利です。無料試用版もあるので、一度試してみてはいかがでしょうか。

PDFエレメント

PDFエレメントに関しては以下の記事でより詳細な使い方を記載しています。

PDFの編集がサクサクできる!万能のPDF変換ツール、PDFelementをご紹介

Hi pdf

Hi pdf」は、インストールいらずで使えるPDFの編集ツールです。無料でPDFに関わる作業をオールインワンで済ませられる便利なツールだといえるでしょう。例えば、PDF編集はもちろんのこと、PDFをWordに変換したりExcelに変換したりということも可能です。使い方は簡単。登録も不要で、ただホームページ上にファイルをアップロードするだけ。オンライン上で編集・保存ができ、保存したデータをダウンロードすることも可能です。セキュリティ面で不安を感じる方がいるかもしれませんが、Webサイトとファイル転送は、最高レベルのSSL暗号化によって厳重に保護されているので安心できるでしょう。Windows、Mac、Linuxどこからでも問題なく作用するので、すべてのデバイスからアクセス可能なところもポイントです。

Hi pdf

 

Acrobat DC

Adobe PDFを提供するAdobeが手がけているPDF編集ツールです。クリックまたはタップするだけで、テキストや画像を追加できる仕様です。編集したテキストは自動で誤字脱字のチェックもしてくれます。特定の単語は検索して置換も可能なので、素早くまとめて編集することが可能です。モバイル版のアプリもあるので、パソコンが手元にないときに修正が起こっても安心です。

Acrobat DC

PDF24

PDF24」も同じく、オンラインで使えるPDFツールです。編集からパスワード解除、保護や分割など幅広く対応してくれる便利さが魅力だといえます。無料かつ無制限でPDFの編集を行なえるので、ブックマークしておくと便利です。同じ機能を持つWindows用アプリケーション「PDF24 Creator」もあるので、Windowsの方はそちらをチェックしてはいかがでしょうか。

PDF24

 

PDF Shaper Free

PDF Shaper Free」は、PDFの変換や結合、分割ができる無料ツールです。シンプルな使い勝手なので、誰でも簡単に使えるようになるところがポイント。パスワードをかけられるので、セキュリティ観点からも安心できるでしょう。

PDF Shaper Free

PDF-XChange Viewer

PDF-XChange Viewer」は、海外製のPDF編集ソフトです。日本語にも対応しているので、言語面で不安を抱えている方でも安心して使用できます。複数のPDFをタブで切り替えながら同時に閲覧できるのが便利です。パスワードの保護設定もできるため、セキュリティを高めたい方にぴったり。PDFファイルにテキストを追加したりハイライトを引いたり吹き出しを加えたりと幅広く編集ができるところが魅力です。

PDF-XChange Viewer

Foxit PhantomPDF

Foxit PhantomPDF」は、PDFファイルの閲覧・作成・編集・注釈・コラボレーション・保護・書き出し・OCR・署名をサポートするソフトです。編集だけではなく、PDFに関するさまざまな機能をひとつのソフトで完結させたいと考えている方にはぴったりだといえます。さらには、PDFファイルをevernote for Windowsに送ることも可能なので、PDFをビジネスシーンで活かしたい方は、導入を検討してみてはいかがでしょうか。

Foxit PhantomPDF

(次ページ)
まだまだ続く!オススメのPDF編集ソフト

Foxit Reader

Foxit Reader」は、コンパクトで速度性能が高く、機能豊富な PDFビューワーといえるでしょう。PDFファイルを開いて閲覧するだけではなく、注釈によるコメントを加えたりサインをしたり、印刷をしたりということが可能です。

Foxit Reader

CubePDF Utility

CubePDF Utility」はWindows版のPDF編集ツールです。テキストの編集はできないものの、画像の挿入やページ単位での追加・編集・削除は可能。シンプルな操作性で簡単に編集ができるので、サクッと変えたいときにおすすめです。パスワードの設定もできます。ちなみに、登録不要・完全無料のツールなので、個人法人問わず無制限で利用できるところがポイントです。

CubePDF Utility

Small pdf

Small pdf」は、オンライン上でPDFファイルを編集できるサービスです。無料版と有料版とがあり、無料版では1時間に2つのファイルを処理することが可能です。制限はあるものの、それほど処理するPDFが多くない場合は、無料版でも十分使えるでしょう。有料版では編集できるファイル数が無制限になるうえ、ファイルを暗号化できるので、より多くのPDFを編集したい方やセキュリティ面を強固にしたい方は、有料版を検討してもいいでしょう。

Small pdf

PDF to Word

ニトロが提供するデータ作成・編集サービスです。名前メールアドレスさえあれば利用が可能です。Wordに変換したいPDF、Excelに変換したいPDFをそれぞれアップロードすると、登録したメールアドレスにデータが送付されるという仕組みです。14日間の無料体験ののち有料へと移行するので、短い期間にまとめてPDFを変換・編集したい方にぴったりといえるでしょう。ちなみに有料版はPDF編集以外の機能も含まれているので、契約するかはじっくり考えてみることをおすすめします。

PDF to Word

注意を踏まえてPDFをスムーズに編集しよう

すでに出来上がったPDFの文書に書き加えたり変更したりといった工程は、かなり手間がかかるように感じますが、実はWordやツールを使うことでサクッと修正できてしまうものなのです。フォント崩れやレイアウト崩れが起こってしまう注意点を踏まえつつ、紹介したツールや手順を参考に、PDFの編集方法をぜひ習得していただければと思います。

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