ネットショップを手軽に開設するためには?
インターネットが発展し、ネット上での買い物も活発になりました。しかし、ネットショップを自分で開くには、お金と知識が必要ですよね。そんなときに活躍してくれるのが、ネットショップを簡単に開設できるプラットフォームです。「STORES(ストアーズ)」はネットショッププラットフォームの中でも人気を集めているサービスといえます。
本記事では、そんなSTORES(ストアーズ)の始め方や詳細の機能をご紹介します。この記事を読めば使い方をマスターできるので、すぐにネットショップのオープンまで漕ぎ着けられるでしょう。
STORES(ストアーズ)ってどんなサービス?
STORES(ストアーズ)を使うことのメリット
では、STORES(ストアーズ)を使うことでどのようなメリットが得られるのでしょうか。
ネットショップ開設が簡単
まずは、ネットショップ開設が簡単であるというメリットです。専門知識いらずでショップをオープンできる簡単さが、導入するハードルを低くしてくれています。最短2分で開設でき、SNS感覚で始められるのが魅力です。
また、初期費用は不要。登録費用などがかかりそうなイメージがありますが、全くいらないので、すぐに始めることが可能です。売れるかわからないのにお金をかけたくないという人や、試しに始めたい程度なので大きな金額をかけるのはちょっと……という人でも安心して始められますよね。
- 最短2分でネットショップが開設可能!
- 初期費用は不要!
無料で使える機能が豊富
STORES(ストアーズ)には、無料で使える機能が豊富にあることもメリットといえるでしょう。無料で利用できる機能はなんと20種類以上。ネットショップを運営するうえで必要な機能の多くを無料で提供しているので、課金をせずとも本格的なネットショップを作成できます。以下の機能を無料で提供しているのはSTORESだけだといわれています。
- ニュース機能:お知らせの掲載が可能
- 再入荷通知:販売の機会損失を防止できる
- FAQ作成:お客さまの疑問に答えることで、購入を後押しできる
- ギフト設定:お客様が届けたい相手に直接プレゼントなどを配送できる
デザインが豊富
STORES(ストアーズ)にはテンプレートのデザインが豊富に揃っていることもメリットです。デザインテンプレートはなんと48種類。それを全て無料で利用できるので、カスタマイズが幅が広いところが魅力です。各テンプレートの特徴をネットショップと照らし合わせることで、ベストなデザインを探せるでしょう。さまざまなパーツが自由自在に編集できるので、デザインテンプレートを土台にブランドの世界観を細かく設定できます。
決済手段が豊富
決算手段が豊富に用意されているというメリットもあります。決済手段が豊富にあるということは、決済ができないからと購入を諦めてしまうお客様がそれだけ減るということ。プランによって使えない決済方法もありますが、最大9種類の決済方法が利用できます。
フリープラン | スタンダードプラン | |
クレジットカード | 〇 | 〇 |
コンビニ決済 | 〇 | 〇 |
翌月後払い | 〇 | 〇 |
PayPal | 〇 | 〇 |
銀行振込 | 〇 | 〇 |
キャリア決済 | 〇 | 〇 |
楽天ペイ | 〇 | 〇 |
代金引換 | × | 〇 |
Amazon Pay | × | 〇 |
サポート情報が充実
サポート情報が充実していることもメリットのひとつです。STORES(ストアーズ)は、ネットショップを開業・運営するためのノウハウを詰め込んだ「STORES MAGAZINE」というウェブマガジンも運営しています。ネットショップ運営に迷ったときには「STORES MAGAZINE」を読めばOKといえるくらい豊富に情報が詰まっているので、行き詰まってしまった時には参考にできるでしょう。
運営ノウハウだけではなくEC市場における動向的情報なども公開されています。チェックしておくのがおすすめです。
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続いては、STORES(ストアーズ)のアカウント開設方法について説明します!
STORES(ストアーズ)でネットショップを開く方法
続いては、STORES(ストアーズ)でネットショップを開く方法についてご紹介します。
①アカウントを作る
まずはアカウントを作成しましょう。
②ストアを開設する
画面左側に出てくる「ストアを開設する」をクリックすると、入力したメールアドレスに確認メールが送信されます。「【STORES】メールアドレスの確認を行ってください」というメールが届いたら、メール内に表示されている確認するボタンをクリックしてアドレスを認証しましょう。ストアの名前を設定したらマイページに移ります。最初に決めたストア名は後からいつでも変更できるので、最初は仮の名前でOKです。
③アイテムを登録する
ストアを公開するためのステップは4段階。まずはアイテムを登録するところから始めましょう。
- アイテム画像
- アイテム名
- 価格(税込)
- 軽減税率
- 割引率
- アイテム説明
- ハッシュタグ
- 在庫数
- 国内送料
- カテゴリー
アイテム名とアイテム説明以外は必須項目ではありませんが、全て埋めることでより充実したショップになるでしょう。
「バリエーションを編集」でサイズ違いの在庫にも対応
サイズ違いで在庫がある場合は、「バリエーションを編集」を押すことで編集できます。
④デザインを設定する
商品の登録が完了したら、デザイン設定へ移りましょう。種類豊富に揃っており、それぞれのテンプレートごとに特徴や適したショップが異なるので、自分が目指している世界観に合ったものをチョイスしましょう。
詳細なデザインカスタマイズも課金なしで可能!
⑤送料を設定する
デザインが終わったら、続いては、送料を設定します。日本だけではなく海外にも発送するのか、その場合送料はいくらに設定するのか、情報を集めて自身のショップの送料を設定しましょう。
⑥公開の最終準備を行なう
送料が設定できたら、最終段階へ移ります。URLを確認して公開する手順です。
ストア設定の確認
まずはストア設定を確認します。ストア名はこのままで問題ないか、ドメインも変更しなくてOKか、最終確認を行ないましょう。
基本設定はマストで記載する
ストア説明はショップの魅力をお客様に伝える大切な部分なので、しっかり記入することをおすすめします。また、SNSとも連動させることで、より集客に効果を発揮してくれるはずです。
詳細設定にも問題がないかチェック
最後に、詳細設定もくまなくチェックしましょう。
⑦公開スイッチをオンにする
全てが整ったら、ストア設定の公開部分をオンに変更しましょう。オンにするとストアが公開されます。
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続いては、STORES(ストアーズ)の便利機能について解説!
STORES(ストアーズ)の主な機能
STORES(ストアーズ)には豊富な機能が揃っていることが便利です。それを無料で利用できるところが嬉しいポイント。ここでは、主な便利な機能についてご紹介します。
メールマガジンの配信
登録してくれているお客様に対してメールを配信できるメールマガジン機能。STORES(ストアーズ)ではもちろん無料の機能として使うことが可能です。メールマガジンを配信することで、お客様の購買意欲を刺激できること間違いなし。集客効果を発揮してくれるでしょう。
顧客管理
送料詳細設定
ネットショップでよく目にするのが、「〇〇円以上ご購入のお客様は送料無料です」という文言。設定が大変そうだと感じるかもしれませんが、この機能もSTORES(ストアーズ)では無料で導入することが可能です。
クーポン
割引や送料無料のクーポンを発行できる機能もあります。有効期限や条件を細かく設定できるうえ、クーポンを発行したあとにはお知らせメールを自動配信することも可能なので、より集客にアプローチできるでしょう。
STORES(ストアーズ)とBASE(ベイス)の比較
機能・使いやすさ
機能面で比較すると五分五分です。STORES(ストアーズ)はアドオンで、BASE(ベイス)はAppsで機能の拡張が可能です。どちらもネットショップ運営に活躍してくれる機能が豊富に揃っているので、どちらを使ったからといって使いにくさを感じたり、困ったりすることはないでしょう。
デザインの自由度
デザインの自由度に関してはSTORES(ストアーズ)に軍配が上がります。無料で使えるデザインテンプレートの種類が、BASEが11種類なのに対してSTORESは48種類。BASEは有料テンプレートも入れると38種類になりますが、それでもSTORESの無料テンプレートの多さには及びません。ただし、BASEにはHTML編集機能があるので、コーディングができる人であれば自由自在にカスタマイズが可能という面もあります。テンプレートだけでおしゃれにネットショップを作りたい人にはSTORESが、自分で自由にデザインを編集したいという人はBASEを選ぶといいでしょう。
STORES(ストアーズ):48種類
BASE(ベイス):11種類
手数料
手数料の面では、STORES(ストアーズ)の方がお得だといえます。
販売手数料 | 決済手数料 | |
STORES | 0円 | 3.6〜5% |
BASE | 3% | 3.6%+40円 |
BASEは6.6%+40円が発生してしまうのに対して、STORESはフリープランでは5%、スタンダードプランでは3.6%の手数料で済むので、総合的に見るとSTORESの方が手数料を引かれずに済みます。お得さで選ぶなら、STORESの方がいいでしょう。
ドメイン
ドメインの面では、自分の状況を踏まえたうえでの判断が必要です。独自ドメインとは、ネットショップのURLのことを指します。独自ドメインであれば、自分の好きなドメインを探してつけることが可能ですが、独自ドメインを使わない場合は、STORESとBASEそれぞれで決められたドメインから選ぶことになります。
BASEで独自ドメインを使わなかった場合、
- https://◯◯◯.thebase.in
- https://◯◯◯.shopselect.net
- https://◯◯◯.base.ec
- https://◯◯◯.theshop.jp
- https://◯◯◯.handcrafted.jp
- https://◯◯◯.fashionstore.jp
- https://◯◯◯.buyshop.jp
- https://◯◯◯.supersale.jp
- https://◯◯◯.official.ec
- https://◯◯◯.kawaiishop.jp
上記のようなドメインから選択します。対してSTORESで独自ドメインを使わなかった場合、
- https://◯◯◯.stores.jp
〇〇〇の部分しか選択できず、STORESで作ったネットショップということが明白です。もちろんSTORESは知名度の高いプラットフォームなので、信頼はしてもらえるでしょう。もし独自ドメインを利用する場合、BASEでは外部でドメインを取得する必要があります。
一方、STORESの場合は、スタンダードプランに加入していれば、無料で独自ドメイン(.com/.net/.shopのどれか)を取得できます。ただし、外部で取得したドメインはSTORESでは利用できないので、既にドメインを持っている場合は、STORESでの開設は避けた方がいいでしょう。
BASEの詳細を知りたいなら
ユーティリーではBASE(ベイス)の詳細な解説記事を掲載しています。より詳しく比較をしたい場合は是非ご参照ください。
STORES(ストアーズ)を活用しておしゃれなネットショップを開設しよう
簡単におしゃれなネットショップを開設できるSTORES(ストアーズ)。機能面も充実しており、簡単な操作でサクッとサイト公開までたどり着けることがおわかりいただけたかと思います。STORES(ストアーズ)を使えば、ネットショップ運営が楽しくなるはず。ぜひ活用して、販売したいアイテムの魅力をより多くのお客様に伝えてください。
STORES(ストアーズ)以外も含めたネットショップ開設サービスを比較したい場合は以下の記事もあわせてご覧ください!