ホールパート法とは?わかりやすく伝える秘訣やプレップ法との違いを紹介

ビジネスシーンにおいて誰にでもわかりやすく自分の考えを説明することは大変重要なスキルです。しかし「説明がわかりづらいと指摘される」「もっと興味を持ってもらえる自己紹介ができるようになりたい」「商品やサービスを販売促進していくのにもっと上手なプレゼンテーションをできるようになりたい」といった課題をかかえる人も多いのではないでしょうか。

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ホールパート法で「伝わる」コミュニケーションを

これらのスキルの基盤となる文章力は一朝一夕に身につくものではありません。そうした課題がある場合に、まず取り組みたいのが、文章構成を行う上でのフレームワークを知ることです。「序論・本論・結論」「起・承・転・結」「序・破・急」といった文章構成のフレームワークは、学生時代に学んだ人もいるでしょう。ビジネスにおいても、広く使われている文章作成のフレームワークがあります。今回は、その中からホールパート法という手法について解説します。本記事では、ホールパート法を実践する上でのポイントを具体的な使い方を例文を交えて説明しますので、効果的な文章作成方法の一つとして、ぜひ参考にしてください。

ホールパート法とは?

ホールパート法は、プレゼンテーションやコミュニケーションのテクニックとして広く知られています。

上記のように全体の説明で部分の説明をサンドするような構成で展開していく方法です。先に「つかみ」となる結論を述べた上で、詳細を解説し、また最後に同じ結論をおさらいしていく形式になっています。したがって、伝えたいメッセージが明確になり、情報の受け手の印象に残りやすいのです。ホールパート法を上手く活用できるようになると「顧客に商品やサービスを上手に訴求できるプレゼンテーション力がアップする」「上司や仲間にわかりやすく内容が伝わる企画書を作成できる」といった効果も期待できます。

ポイント

  • Whole(ホール):全体を説明する(例)この企画を進めようと思います
  • Part(パート):部分を説明する(例)具体的にはこういう企画で、これを、この順番で、このタイミングで行います
  • Whole(ホール):全体を説明する(例)これらの内容をもとにこの企画をプランしています

 

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ホールパート法のメリット

伝えたいことをコンパクトにまとめれる

短時間でシンプルにプレゼンしなければいけない状況で、伝えたい情報をコンパクトにまとめれます。知ってもらいたいことをコンパクトに話す必要のある自己紹介や自己PRなどにも役立ちます。

受け手に負担をかけない

詳細な説明が長く続く場合でも、ホールパート法では最初に全体像や結論を提示するので、受け手が話のテーマについて理解しやすく情報を受け取る負担も軽くなるというメリットがあります。

時間配分がしやすい

話す時間が決まっている状況においても、ホールパート法を念頭に入れて話すと時間配分しやすくなります。

インターネットメディアと親和性が高い

興味がなければすぐに離脱できるネットメディアでは、コンテンツの最初の部分で、いかにユーザーの興味を惹くことができるかが重要です。例えば、ブログやWebメディアの記事は見出しや最初の数行が大事であると言われますし、YouTubeでは「最初の5秒」が大事であるという話もよく耳にします。ホールパート法は、最初に全体像や結論を述べてから詳細を伝えるので、こうしたネット時代のコンテンツとも親和性が高いといえるでしょう。

話がそれた場合も軌道修正しやすい

冒頭に述べたテーマや結論を最後におさらいするので、話が脱線した場合でも軌道修正しやすいというメリットがあります。

様々なシーンに応用可能

様々なシーンに応用可能な手法です。例えば、取材でも、ホールパート法を用いて聞きたい全体像を説明してから、詳細なパートを質問し、最後にもう一度全体像を確認すると上手に進行できます。

ホールパート法とプレップ法との違い

ホールパート法は、話の全体像(ホール)を伝えてから、各部分(パート)を説明していき、最後にまた全体像で締めるという手法なのに対し、プレップ法(PREP法)とはPoint(要点)→Reason(理由)→Example(具体例)→Point(要点)という流れで構成する文章作成のフレームワークです。

具体的には「結論は〇〇です。その理由は▲▲です。具体的には◇◇といった例があります。このように例を見ても、〇〇という結論がわかるのです。」といった論理展開をしていきます。結論を2回伝えるため、結論が強化され印象に残りやすく、理由をセットで伝えるため結論の納得感が補強されるのです。プレップ法もビジネスシーンで広く用いられる手法ですが、ホールパート法のパートの箇所をPREP法で構成するといった両者を掛け合わせを行うことで、さらに効果的でテクニカルなライティングにすることも可能です。

PREP法の詳細については以下の記事も参照してください。

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ホールパート法をさらに深めていく方法

プレップ法の他にも、掛け合わせることで、ポールパート法をさらに効果的なものにしたり、理解が深まる法を以下に紹介します。

ナンバリング

「第一に……、第二に……、第三に……」「まず……、次に……、最後に……」というという形で項目を関連既述語を使って一つづつ説明していくやり方です。学術論文などでもよく用いられる手法です。ホールパート法のパートの部分に用いて、商品・サービスの特徴を解説するときなどにとても効果的です。

時系列法

「過去」「現在」「未来」といった形で時間の流れに沿って説明していく方法です。例えば、自己紹介や自己PRなどはホールパート法のパートの部分に、時系列法を掛け合わせていくと上手くまとめられます。

SDS法

「Summary(要点)」→「Detail(詳細)」→「Summary(要点)」という流れで文章を構成するフレームワークです。要点と全体像では少しニュアンスが違いますが、基本的な考え方は、ホールパート法と同じです。全体像が思い浮かびにくいテーマなどはSDS法の要点に置き換えて考えてみましょう。

ホールパート法の活用例文

ホールパート法を用いた具体的を紹介します。以下の文章は、福利厚生としてオンラインフィットネスの導入を顧客におすすめするビジネスパーソンのプレゼンテーションです。

【全体像】
弊社の提供するオンラインフィットネスを福利厚生に導入するメリットについて解説します。具体的に「費用面」「サービス内容」「社会的ニーズ」という3つの観点があります。【部分1】
まず「費用面」です。オンラインによるフィットネス指導なので、施設のレンタル料、ジムの法人会費などのコストがかかりません。【部分2】
次に「サービス内容」です。弊社のオンラインフィットネスサービスでは、リアルタイムでトレーナーによるフォームの確認や修正などの指導を受けることが最大の魅力です。【部分3】
最後に「社会的ニーズ」です。オンラインフィットネスは、従業員の自宅で提供できる福利厚生なので、コロナ禍が続く中でも感染のリスクを避けて安心して利用できるサービスです。【全体像】
このように、弊社の提供するオンラインフィットネスを利用することで「費用面」「サービス内容」「社会的ニーズ」という3つの観点からメリットを得られます。ぜひ、導入を検討してみてください!

このようにホールパート法を用いると説得力のあるプレゼンテーションや提案、交渉が可能となるのです。

おわりに

エッセイストやコラムニストが書く文章というのは、その人独自の語感や表現力なども必要になってくるので、誰にでもできる方法ではありません。しかし、今回紹介したビジネスシーンで用いられるホールパート法は、習得することで誰でも上手な文章作成やプレゼンテーションを可能にします。本記事を参考に、実際にホールパート法で文章を書く練習をしてみましょう。また、ビジネス系のブログやYouTube動画なども、ホールパート法やPREP法で構成されているものが多いです。沢山のコンテンツに触れ「これはホールパート法で用いて作成さ得れているな」といった読解力も身につけていくことも、上手な文章作成方法をマスターするのに役立つでしょう。

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