TrueViewやマストヘッドとは?YouTube広告の種類をご紹介

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YouTubeは言わずもがな世界トップクラスの動画プラットフォームです。閲覧者としては、好きな動画を検索したり、チャンネル登録して視聴することができます。配信者としては、自分でチャンネルを作り世界中の視聴者に向けて動画を届けることができます。本記事ではYouTube広告について、その種類や概要などをお伝えします。

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YouTube側のマネタイズとは

それではYouTubeはどのようにして収益を稼いでいるのでしょうか。基本的に、YouTube側には大きく2パターンのマネタイズ手法があります。

広告収益によるマネタイズ

YouTubeは広告による収益モデルです。具体的にはYouTubeに掲載する動画広告の広告料金で稼いでいます。広告はユーチュバーをはじめとする配信者が作成した動画に埋め込むスタイルとなっています。このため、配信者が動画を沢山作れば作るほど広告としての在庫が増えていきます。また、動画は再生課金(=再生回数や再生時間で収益)になるため、作られた動画を見る人が増えれば増えるほどマネタイズも伸びていきます。

ユーチューバーのマネタイズとはどのような関係なのか

人気があるユーチューバーは膨大な稼ぎがあることはおわかりだと思います。YouTubeとユーチューバー側の収益がどのようになっているかは以下の図がわかりやすいかと思います。YouTubeの収益構造を単純化している図になります。広告主は広告費用をかけてYouTube広告の配信をします。広告費用はYouTubeに入ります。YouTubeに入った広告費用から配信数に応じてユーチューバーに支払いされるという構造になっています。

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プレミアム会員によるマネタイズ

2018年から始まった月額課金制のYouTubeプレミアムです。YouTubeプレミアムに登録すると、広告が非表示になったり、バックグラウンド再生ができたりと様々な特典があります。YouTubeプレミアムは登録ユーザーから直接収益を上げる構造で、1人あたり月額1,180円となります。

YouTube広告の種類を紹介

それではYouTube広告の種類について紹介をしていきます。

TrueView(トゥルービュー)

YouTube広告の中で最も象徴的なのがTrueView(トゥルービュー)です。TrueViewはいくつかフォーマットの種類があります。

インストリーム型

インストリーム型は、動画本編の前や途中に挿入される広告です。主な特徴として、広告は強制視聴であり、5秒でスキップができます。「動画は次の広告の後に再生されます」という表示が出ます。5秒たつと「広告をスキップ」という表示に変わります。広告主視点では30秒以上動画が視聴された時か動画内でクリックなどのアクションを起こした時にしか課金されませ。このため、例えば5秒後に動画がスキップされた場合には広告費は発生しません。

 

インサーチ型

インサーチは、YouTube内の検索画面の上部に表示される広告です。検索キーワードに対して親和性の高い広告が表示されます。

ディスプレイ型

ディスプレイ型はPC右上に表示されるディスプレイ広告です。ここでは動画は再生されずそのまま広告主のランディングページに遷移をします。

 

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マストヘッド

マストヘッドはYouTubeのトップページに表示される広告です。最も目立つ位置に掲載されるため、1日1社限定の枠となっています。掲載金額は1日で数百万円と言われています。

YouTube広告のメリット

それではYouTube広告のメリットと気をつけるべき点についておさらいします。

訴求力の高い動画でアプローチできる

静止画バナーと異なり動画の情報力は圧倒的です。このため、動画は相対的に訴求力が高く視聴者の態度変容を促しやすいフォーマットであるといえます。特に、TrueView(トゥルービュー)では強制視聴的にユーザーにアプローチすることができるなど必ずユーザーが見ざるを得ない場となっている強みがあります。

圧倒的なユーザー数にアプローチできる

YouTubeは全世界で19億人、日本国内でも6,000万人以上のユーザー数を誇ります。このような圧倒的なユーザーにアプローチできるプラットフォームは限られているため稀少であるといえるでしょう。ユーザー数が多いとシンプルに広告の配信が伸びます。また、データ量も必然的に増えるためユーザーのターゲティング等の精度が高まります。

Googleのデータを活用できる

YouTubeはGoogleが運営しています。このため、上述の通り大量のデータを保有していることに加え他のGoogleサービスとのデータ連携が容易です。

YouTube広告で気をつけるべきこと

反対にYouTube広告で気をつけるべきことを紹介します。

静止画バナーより単価が高い

訴求力がある一方で静止画バナーに比べて単価が高くなります。このため、しっかりとクリエイティブ制作や広告配信設定を行わないと単価が高いわりに思った効果が出ないという事態になります。また、広告費も一定数必要であるためギリギリの予算での広告配信はオススメできません。

競争の激化

一時期は限られたユーチューバーが配信者のメインでありましたが、近年はそれに加えより幅広い層がYouTubeの配信をはじめています。配信者が増えるとユーザーも増えます。ユーザーが増えると広告も増えます。このため、広告のオークション環境が厳しくなってきています。広告のオークション環境が厳しくなると、よりユーザーに受け入れられる(=より長い再生時間、クリックされるetc.)広告でなければ高い単価を払うハメとなります。

対策は?

上記懸念は相手がいるゆえに生じる懸念でもあるため、ショートカットは存在しないのが現状です。YouTubeの広告アルゴリズムを理解し、ユーザーに受け入れられやすい質の高い動画を作ることが最善手であると言えるでしょう。具体的には、再生時間が長く、アクションに結びつきやすい動画を追求していきます。効果の良いYouTube広告のトレンドを調査し、クリエイティブにこだわるという地道な作業を続けていく必要があります。

最後に

以上でYouTube広告に関する記事を終了します。

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