リモートワークが推奨される中で、オンラインで完結する情報共有・ドキュメント管理の需要が高まっています。情報共有と一口に言っても、顧客やクライアントといった外部への情報共有と、チームメンバーや協業者といった内部への情報共有では最適なツールが異なってきます。本記事では、チームのための情報共有ツールであるesa(エサ)を紹介します。
esaは自律的なチームビルディングを目指したいというケースで大変おすすめのツールです。とりあえず不完全でも公開し(Share)、そのあと何度も更新して情報を育て(Develop)、情報が育ったらきちんと整理(Organize)するといったスタイルなので、スピーディーな情報共有が可能なのです。
esa(エサ)とは
esaは「情報を育てる」という視点で作られたドキュメント管理ツールです。「情報を育てる」視点というのは、情報の共有に最初から完璧を目指さないというesaのコンセプトの一つに関連しています。情報を共有するときに完璧な文書を求めてしまうと、必要な情報が必要なタイミングで共有されず、かえって業務が滞ってしまった経験はないでしょうか。
エンジニア必須のソースコード管理サービスでGithubというツールがありますが、esaはビジネスパーソン向けのGithubであるとイメージするとわかりやすいかと思います。
オウンドメディアを運営するエディター&ライティングチーム、プレスリリースの作成をコンサルタントやPR会社と共有したい広報チーム、契約書を法律の専門家と情報共有したい人事部など、複数のメンバーで文書作成・バージョン管理を行いたいという場合におすすめのツールです。Gitによるバージョン管理と似ているのでエンジニアチームがドキュメント共有のために使っている事例も数多くあります。
esaの料金
esaはユーザー1人あたり月500円で利用することができます。また、申し込み後2ヶ月間(60日間)は無料トライアル期間になっています。学生・教員・教育機関向けの無償プランであるアカデミックプランも用意されています。他の有料情報共有ツールと比べると非常にシンプルな料金体系で価格も非常に良心的であると言えます。
esa(エサ)の登録方法
それでは、さっそくesaの登録方法を確認してみましょう。
esaのアカウント登録
1.「sign in with Google」をクリック
TOPページ、右上にある「sign in with Google」をクリックします。
2.Googleアカウントを選択
任意のGoogleアカウントを選択します(Googleアカウントを取得していない場合は、新規アカウントを作成しします)
3.利用規約に同意する
利用規約が表示されるので確認し、問題がなければ「利用規約に同意する」ボタンをクリックします。
4.アカウント作成完了
以下の画面に移行したら、アカウントの作成は完了です。
チームの作成
1. チーム名を入力し「Free Trial」をクリック
TOPページにあるCreate your new teamの下の部分に、チーム名を入力する欄があります。https://___.esa.ioというアドレスの空欄に任意のチーム名を設定して、右にある「Free Trial」という黄色のボタンをクリックします。
2.Googleアカウントを選択
アカウントを作成していない場合やサインインしていない場合は、アカウントを選択する画面になりますので任意のGoogleアカウントを選択します(Googleアカウントを取得していない場合は、新規アカウントを作成しします)。サインインしている場合は、こちらの設定はスキップされます。
3.利用規約に同意する
利用規約が表示されるので確認し、問題がなければ「利用規約に同意する」ボタンをクリックします。サインインしている場合は、こちらの設定はスキップされます。
4.新規チームを作成する
新規チーム作成画面が表示されますので、チームの説明文、アイコン画像などを設定します。この時点であれば、チーム名も変更可能です。チーム情報は後からでも変更可能なので、説明文とアイコン画像の設定はスキップしても構いません。入力が終わったら「チームを作成する」ボタンをクリックします。
5.新規チーム作成完了
esaのメイン画面に移行したらチームの作成は完了です。
6.メンバーの追加
メンバーの招待はサイドメニューバーから「SETTINGS」を選択し「メンバーの招待」をクリックします。メンバーをEメールで招待するか、招待URLを発行してURLをクリックしてもらうことでメンバーがチームにログインできるようになります。
7.料金プランの設定
料金プランの選択については「SETTINGS」の「ご利用料金」をクリックすることで設定できます。クレジット情報を入力しない限りは、無料トライアルから自動的に継続とはなりません。このように、安心してトライアルできるのも導入しやすいポイントです。
(次ページ)
つづいて、esaの基本的な使い方を解説!
esa(エサ)の基本的な使い方
次にesa(エサ)の基本的な使い方を解説します。
新規ポストを作成する方法
1.新規ポストを作成
サイドバーのメニューから「HOME」を選択し、「Create a new post here」と書かれたボタンをクリックすると新規ポスト(新規ドキュメント)が作成できます。
ポストは自由に構成できますが、デフォルトで以下の3つテンプレートが用意されています。「手順書」「日報」「議事録」がありますので、目的にあってるものがあれば利用してみましょう。
テンプレート1:手順書
テンプレート2:日報
ポストの編集方法
新規ポストを作成したら、タイトル入力欄の横に編集画面に移動するペンマークのアイコンがあります。ポストを編集する場合は、このアイコンをクリックします。編集画面に移動するアイコンの横にあるアイコンから「記事を複製」「タイトル・URLをコピー」「プレゼンテーション」「記事の外部公開」「リビジョン」「記事をアーカイブ」「記事を削除」といった各種設定が可能です。
以下が編集画面です。左側が編集エリア、右側がプレビューが表示されるエリアになります。マークダウン記法で編集できるので、Webページのようなドキュメント作成が可能となっています。また、書き途中(WIP)での保存と、完成版を保存する通常の保存ボタンがありますので、状況に合わせて使い分けましょう。
共有されたポストに対してリアクションできるボタンが用意されています。ブックマークやいいねボタンのように使える「Star」ボタン、閲覧状況を伝える「Watch」ボタンは、クリックするとメンバーのアイコンが表示されます。再度クリックするとチェックを外すことができます。コメントを付けられる「Comments」ボタンをクリックすると、コメント欄がアクティブになり、コメントが付けられます。
その他の機能
各種設定
画面右上にある自身のプロフィールアイコンをクリックすると「あなたの投稿一覧」「プロフィール編集」「通知設定」「Starをつけた記事」「Watch中の記事」「テーマカラー」「言語切替」「ログアウト」などの設定や確認が可能です。
ポスト一覧
サイドバーのメニューから「POSTS」を選択すると、メンバー全員のポストが表示されます。
タグ一覧
「TAGS」を選択すると、ポストにつけられたタグ別に記事を検索・閲覧することができます。
外部連携ツールについて
esaでは、Webhook(アプリケーション連携のしくみ)による各種サービスとの連携が可能です。
おわりに
このように、esaは様々な機能が搭載された実務的な情報共有ツールであることがわかったと思います。料金もリーズナブルで無料トライアル期間も60日間あるので、十分に検討期間を設けてから導入することが可能です。本記事でesaに興味を持たれた方は、ぜひ無料トライアルからはじめてみてください。
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