取引先からの受注増加に向けて、見積もり書の作成スピードや、分かりやすい見積もりを作成することが重要となります。そこで、見積管理システムの導入を検討しましょう。本記事では、見積管理システム導入によるメリットや、主な機能を紹介します。また、見積管理システムの選び方も解説しているので、導入時の参考にしてみてください。
- 1 見積管理システム比較22選!料金・機能・操作性
- 1.1 多機能な見積もり作成ソフト – 見積管理システム
- 1.2 AI機能で見積もり効率UP – Sales Quote Assistant
- 1.3 無料で使える請求管理 – クロジカ請求管理
- 1.4 優れた操作性でスピーディに見積編集 – KYOEI COMPASS 2.0
- 1.5 見積もりから請求までクラウドでワンストップ – 見積Rich
- 1.6 クラウドで効率的に販売管理 – 楽楽販売
- 1.7 業務内容に応じて販売管理を設定 – アラジンオフィス
- 1.8 インボイス対応の見積もり作成ツール – ツカエル見積・請求書オンライン
- 1.9 バックオフィス業務を統合して効率化 – スマイルワークス
- 1.10 中小製造業に特化した見積管理システム – ESTman
- 1.11 建設業向けの見積りシステム – POWER見積
- 1.12 製造業向けの見積り管理システム – Order CPQ
- 1.13 製造業特化の見積りシステム – TerminalQ
- 1.14 自由度の高いカスタマイズが魅力 – 見積デザイナー
- 1.15 中小企業向けの見積り管理ソフト – uconnect(ユーコネクト)
- 1.16 クラウド型請求管理ツール – RaQool(ラクール)
- 1.17 クラウド型の生産管理システム – OthelloConnect(オセロコネクト)
- 1.18 インボイス対応の帳簿管理システム – SpreadOffice(スプレッドオフィス)
- 1.19 インボイス対応の見積書発行システム – Misoca(ミソカ)
- 1.20 バックオフィス業務をクラウド化 – クラウド会計ソフト freee会計
- 1.21 見積りから請求まで一元管理 – マネーフォワード クラウド請求書
- 1.22 スピーディに作成できる見積書システム – CLOUD PAPER(クラウドペーパー)
- 2 見積管理システムを導入するメリット
- 3 見積管理システムの主な機能
- 4 見積管理システムの選び方
- 5 見積管理システムは業界業種に合った、必要な機能のそろったものを選ぼう
見積管理システム比較22選!料金・機能・操作性
おすすめの見積管理システム22選を紹介します。機能や操作性、価格などを比較しながら、どのシステムを導入するか検討しましょう。
多機能な見積もり作成ソフト – 見積管理システム
アイディックシステム株式会社の見積管理システムは、転記機能や、内訳見積作成、履歴管理機能、見積もり作成を効率化する多機能を備えています。また、PDFへの出力も可能で、郵送・FAXを使わずにメールで送信できます。複数台のパソコンの共有にも対応しており、入力ミスの削減や、フォーマットの統一を実現します。
ポイント
- 見積もり作成を効率化する多機能搭載
- PDF出力可能でメールで送信
- 複数台への共有にも対応
AI機能で見積もり効率UP – Sales Quote Assistant
Sales Quote Assistantは、AI(人工知能)を搭載したシステムで、販売停止商品のチェックや価格間違いのチェックを自動で行ってくれます。基幹システムとの連携も可能で、既存の顧客情報との一元化が可能です。初期設定も簡単で、初めて導入する企業にも適しています。
ポイント
- AI搭載で商品や間違いを自動チェック
- 基幹システムとの連携で顧客情報を一元管理
- 30日間の無料トライアル付き
株式会社NIコンサルティング
Sales Quote Assistantは、AI秘書が営業現場をアシストするSFA(営業支援システム)です。経営改善ノウハウをシステム化したこのツールは、顧客管理、商談管理、案件管理、クレーム管理、訪問計画管理などを一日一覧の日報形式で実現します。AI秘書が必要な情報を提供し、社内の情報共有や業務ナレッジの蓄積も促進します。
無料で使える請求管理 – クロジカ請求管理
クロジカ請求管理は、請求書の郵送やメール送信が可能なクラウドベースの請求管理サービスです。シリーズ合計で1,800社、35,000人以上が利用しており、特にビジネスパーソンにとって便利なツールとなっています。
ポイント
- 請求書のメール送信が1クリックで可能
- 請求漏れや請求ミスを防ぐ自動請求書作成機能
優れた操作性でスピーディに見積編集 – KYOEI COMPASS 2.0
KYOEI COMPASS 2.0は、優れた操作性が特徴で、これまで時間がかかっていた見積もり書の作成をスピーディに行えます。また、見積もり書への入力作業を自動化することで、担当者の負担軽減や、人件費のコスト削減にもつながります。ネットワーク対応型のシステムで、同一の案件に対して同時に複数人での編集が可能です。
ポイント
- 優れた操作性でスピーディな編集が可能
- 入力作業の自動化による負担軽減
- 複数人での編集が可能なネットワーク対応型システム
見積もりから請求までクラウドでワンストップ – 見積Rich
見積Richは、見積もり書の作成から、承認フロー、納品書・請求書の発行までがWebで完結します。累計の導入実績は1,300社を超えており、1社最大で100ユーザーが使用するシステムです。発行した見積もり書は自動的に暗号化されるので、不正な改ざんを防ぎやすいのも魅力です。
ポイント
- 見積もり書の作成から請求書発行までのWebで完結
- 累計1,300社の導入実績
- 月額税別5,000円〜(5ユーザー)
クラウドで効率的に販売管理 – 楽楽販売
楽楽販売は、自社で使いやすいようにカスタマイズが可能なシステムです。また、Excelからデータを出力し、マウス操作だけでデータベースを構築できます。リアルタイムでの情報共有にも対応しているので、社内の属人化防止や、伝達漏れのリスクを軽減します。
ポイント
- 自社向けにカスタマイズ可能
- リアルタイムの情報共有で属人化を防止
- 初期費用税別150,000円〜、月額税別60,000円〜
業務内容に応じて販売管理を設定 – アラジンオフィス
アラジンオフィスは、自社の業務内容に応じて、販売管理や在庫管理、プロジェクト管理といったパッケージを選択できます。アパレル、食品、化粧品、医療、工業など幅広い業種に対応しているのも特徴です。外部システムとの連携も可能で、見積もりや請求業務の効率化を実現します。
ポイント
- 自社の業務に合わせて選べるパッケージ
- さまざまな業種、業界に対応
- 外部システムとの連携で業務を効率化
インボイス対応の見積もり作成ツール – ツカエル見積・請求書オンライン
ツカエル見積・請求書オンラインは、ビジネスシーンでそのまま使えるテンプレートを用意しています。また、見積もり書のカラーや、会社ロゴの位置なども自由に変えられるカスタマイズ性も魅力です。スッキリとした見やすいデザインで、初めてシステムを導入する企業でも使いやすいシステムです。
ポイント
- ビジネスでそのまま使えるテンプレートを用意
- 直感的な操作性で初めてでも安心
- 月額550円
株式会社ジョブカン会計
ツカエル見積・請求書オンラインは、見積書、納品書、請求書、領収書を簡単に作成できるクラウドサービスです。ビジネスシーンでそのまま使えるきれいな印刷テンプレートを提供し、適格請求書(インボイス)にも対応しています。
バックオフィス業務を統合して効率化 – スマイルワークス
スマイルワークスは、プロジェクト別に収支を可視化し、売上、仕入、経費、工数を正確に把握できます。インターネット環境があればどこでも使用可能で、外出先での書類作成や、テレワークの促進にも適しています。スマホでの承認にも対応しているので、業務フローに遅延が発生するのを防げます。
ポイント
- プロジェクト別での収支把握が可能
- 外出中の使用やテレワークにも便利
- 初期費用30,000円
中小製造業に特化した見積管理システム – ESTman
ESTmanは、過去の見積もり履歴を参照しながら、スピーディに書類を作成できます。また、法定福利費の内訳を自動的に労務費から算出することで、計算ミスの軽減につながります。リアルタイムで見積もり情報を可視化し、案件のフォローミスや遅れを防げます。
ポイント
- 過去の見積もり履歴からスピーディな作成が可能
- 自動算出による計算ミスを軽減
- 見積もり状況をリアルタイムで共有
建設業向けの見積りシステム – POWER見積
POWER見積は、建設業向けの見積もり書作成業務を効率化するシステムです。多様な検索機能を搭載しており、過去に請け負った案件や工事を素早く探し出せます。また、見積もり書の申請時や承認時に、承認者へ通知メールが自動送信されるため、承認漏れを防ぐのに役立ちます。
ポイント
- 建設業の見積もり作成業務を効率化
- 過去の案件、工事を素早く検索
- 通知メールによる承認漏れを防止
製造業向けの見積り管理システム – Order CPQ
Order CPQは、製造業向けの見積管理システムで、見積もり書や仕様書といった書類の自動出力が可能です。また、多言語・多通貨に対応しており、グローバル展開を加速するのにも便利です。セールスフォースやBOMといった既存システムとの連携も可能で、営業活動の生産性向上につながります。
ポイント
- 見積もり書を含む帳票の自動出力が可能
- 多言語、多通貨対応で海外営業を強化
- 既存システムとの連携による生産性の向上
製造業特化の見積りシステム – TerminalQ
TerminalQは、図面や過去の見積もり履歴をデータベース上で一元管理するシステムです。また、蓄積したデータをもとに、経営分析を行い自社の強みを可視化するのにも役立ちます。ユーザー同士での共有も可能で、見積もり状況をいつでも把握できます。
ポイント
- 図面や見積もり履歴をデータベースで一元管理
- 蓄積したデータをもとに経営分析が可能
- 月額1,000円(1ユーザーごと)
自由度の高いカスタマイズが魅力 – 見積デザイナー
見積デザイナーは、自社での業務形態に合わせて、自由度の高いカスタマイズが可能です。また、見積もりの勝敗フラグを設定することで全体的な勝敗率を可視化し、今後の価格提示に活かせます。導入時のアドバイスや運用中のトラブル対応など、充実したサポート体制を提供しています。
ポイント
- 自由度の高いカスタマイズ性能
- 見積もりの勝敗率を可視化
- 万全のサポート体制を提供
中小企業向けの見積り管理ソフト – uconnect(ユーコネクト)
uconnectは、見積もり書を作成したあとに、納品書や領収書、請求書といった各帳票を自動で作成できます。また、同じ顧客に対しては自動的に合計金額での請求書が発行されるので、書類作成時の手間を省けます。リアルタイムでの収益確認が可能で、経営状況の可視化に便利なシステムです。
ポイント
- 見積もり書作成後に各帳票を自動出力
- リアルタイムでの収益確認が可能
- 月額税別5,500円〜(30日間の無料トライアル付き)
株式会社unlimited
uconnect(ユーコネクト)は、粗利管理をクラウド化したソフトウェアです。工事業や販売業向けに、見積もり作成から粗利管理まで一元化できるシステムを提供しています。特に工事業者や工務店向けの機能が充実しており、工事の見積もりから実行予算の管理までを一括して行うことが可能です。
クラウド型請求管理ツール – RaQool(ラクール)
RaQoolは、スマホやタブレットによる操作に対応しており、外出先や出張中、テレワーク中でも簡単に書類を作成できます。また、ワンクリックで取引先に見積もり書を送付し、商談のスピードアップにも効果的です。機械の故障や、大規模災害、担当者の誤操作によるデータ紛失に備え、複数拠点にてデータをバックアップしています。
ポイント
- スマホ、タブレットでの操作に対応
- 専門家による安全性の高いデータ管理
- 初期費用0円、月額0円〜
クラウド型の生産管理システム – OthelloConnect(オセロコネクト)
OthelloConnectは、クラウド型タイプを採用しており、インターネット環境があればいつでもどこでも使用できます。また、プッシュ通知を備えているため、必要な情報がリアルタイムで配信されます。英語、中国語といった多言語対応で、外国人従業員でも使用しやすいほか、外国企業とのやり取りも円滑に進められます。
ポイント
- クラウド型でいつでもどこでも使用可能
- 多言語対応で海外進出をサポート
- 月額33,000円〜
インボイス対応の帳簿管理システム – SpreadOffice(スプレッドオフィス)
SpreadOfficeは、見積もり書作成に加え、文書、請求書、領収書といった各帳票の出力、電子帳簿保存、EDI取引、インボイス制度対応など、豊富な機能を搭載したシステムです。また、初めての方でも使いやすい操作性が特徴で、ワンクリックでの表示並び替えや、顧客データを検索できます。
ポイント
- 多機能搭載で書類作成業務を効率化
- 初めてでも使いやすい操作性
- 初期費用0円で利用可能
インボイス対応の見積書発行システム – Misoca(ミソカ)
Misocaは、2023年10月に施行されるインボイス制度に対応したシステムで、個人事業主として働いている方にも最適です。また、各帳票の作成や、PDFでの出力、リンク共有、メール送信などをワンクリックで処理でき、業務効率の向上につながります。スマホ・タブレットにも対応しており、インターネット環境があれば外出中でも使用可能です。
ポイント
- インボイス制度対応で個人事業主の方にも最適
- 帳票作成業務をワンクリックで処理
- 年8,000円〜(無料プランあり)
弥生株式会社
Misoca(ミソカ)は、クラウド上で利用できる請求書・見積書作成サービスです。ビジネスパーソン向けに設計されており、特に小規模企業や個人事業主にとって便利な機能を提供しています。
バックオフィス業務をクラウド化 – クラウド会計ソフト freee会計
クラウド会計ソフト freee会計は、個人事業主から中小企業、大企業といった幅広い規模に対応したシステムです。バックオフィスをリモート化し、働きやすい環境の構築につながります。また、業務内容や、自社の事業に応じて、さまざまな機能から選択できます。
ポイント
- 個人事業主から大企業まで幅広い規模に対応
- バックオフィスのリモート化
- 業務内容や事業別に選べる機能
freee株式会社
freee会計は、中小企業や個人事業主向けのクラウド会計ソフトで、経理の自動化を実現します。法改正にも完全対応しており、銀行口座やクレジットカードと連携し、自動的に明細を取り込むことで、入力の手間を削減し、ミスの防止が可能です。
見積りから請求まで一元管理 – マネーフォワード クラウド請求書
マネーフォワード クラウド請求書は、見積もり書の作成や、納品書、請求書などの作成作業を効率化します。ワンクリックでの郵送・メール送付が可能で、帳票作成業務の負担軽減につながります。また、入金ステータスを一覧化し、請求漏れのミスを削減するのに役立ちます。
ポイント
- 見積もり書、納品書、請求書を簡単作成
- 入金ステータスによる可視化でミスを削減
- 初期費用0円、月額2,980円〜
株式会社マネーフォワード
マネーフォワード クラウド請求書は、請求書作成から送付、入金管理までを一元化できるクラウド型の請求書管理サービスです。ビジネスパーソン向けに設計されており、特に中小企業や個人事業主の経理作業の効率化を目指しています。
スピーディに作成できる見積書システム – CLOUD PAPER(クラウドペーパー)
CLOUD PAPERは、専用ソフトのインストールが不要で、パソコンやタブレット、スマホを使ってブラウザ上で使用できます。まだ、売上レポートを自動で作成し、経営状況の可視化を実現します。メール送信や見積書の複製、合計金額の請求書作成といった豊富な機能を備えたシステムです。
ポイント
- ブラウザ上で簡単操作
- 売上レポートによる経営状況の可視化
- 月額1,000円〜(初月無料)
株式会社SICシステム
CLOUD PAPERは、見積書、請求書、発注書、納品書の作成・管理が可能なクラウドサービスです。インストール不要で、ブラウザからどこでも利用可能。特にビジネスパーソンにとって、請求書の作成をより簡単にする機能が充実しています。
見積管理システムを導入するメリット
見積管理システムの導入により、企業ではさまざまなメリットを享受できます。3つのメリットを紹介するので、一つひとつ確認しましょう。
メリット1.ペーパーレス化
1つ目のメリットは、ペーパーレス化です。従来では、見積もり書を作成する際にExcelで入力し、FAXや郵送などを使い取引先企業に送付する手間が発生していました。見積管理システムを導入することで、パソコンからそのまま見積もり書を取引先に送付できます。また、電子上での保管が可能となり、見積もり書の印刷や保管するスペースのコスト削減に役立つでしょう。
メリット2.見積もりの精度向上
次に、見積もり精度の向上がメリットに挙げられます。注文個数が割引が適用されたり、最低注文個数が決まっていたりするなど、見積もり書を作成するうえで複雑なケースがあります。見積管理システムでは、事前に販売条件をマスタに登録しておけるため、誤った情報の記載を防ぎます。また、営業担当者ごとに商品名や記載方法に相違が出ないように、表記を統一できます。
メリット3.商談のスピードアップ
見積管理システムの導入で、商談のスピードアップにつながる可能性があります。従来の方法だと、見積もり書の出力から上長の捺印、FAX・郵送での送付といった業務フローをこなす必要があり、商談までたどり着くのに時間がかかっていました。一方、システム上で管理しておけば、これまでの業務フローを簡略化できます。取引先が見積もり書を入手するまでの時間を短縮し、商談までのスピード感を高められるでしょう。
見積管理システムの主な機能
見積管理システムは、主に以下の機能を搭載しています。業務課題の解決にむけて、自社に必要な機能を確かめましょう。
見積もり書の作成、発行
見積管理システムには、テンプレートや、過去の受注内容を取り込んで見積もり書を作成する機能が備わっています。また、商品名や数値の入力を防げるように、AIを搭載したシステムもあります。紙媒体として出力する必要がなく、システム上からそのまま取引先に見積もり書を送付できます。
承認機能
見積管理システムの承認機能を用いることで、いつでも・どこからでも上長から承認をもらえるようになります。また、金額や商品ごとに決裁者を設定することで、承認フローの誤りを防げます。
見積もり書の保管
作成した見積もり書は、そのままシステム上に保管できます。紙媒体と異なり、専用の保管スペースを準備する必要がなく、オフィスの賃料削減にもつながります。また、案件ごとに進捗状況や、商談内容の詳細を記録しておけば、担当者が不在のときでも対応を行えます。
マスタ管理
マスタ管理とは、取り扱っている商品や金額、取引先情報といったデータを管理する機能です。マスタ管理を活用することで、全社での情報共有が容易となるほか、入力ミスを防げ流でしょう。
見積管理システムの選び方
企業で見積管理システムを導入するにあたって、どのようなポイントを押さえておけばよいのでしょうか。機能や他システムとの連携、導入形態、業界・業種に適したシステムといった観点から、選び方を紹介します。
機能で選ぶ
最初に、自社の課題解決につながる機能が搭載しているかです。見積管理システムには、さまざまな機能が備わっていますが、すべての機能が自社に適しているとは限りません。まずは、自社の課題を明確にしたうえで、どのような機能が備わっていれば解決できるのかを模索しましょう。
連携できるシステムで選ぶ
見積管理システムを選ぶ際には、他システムとの連携にも注意しましょう。自社の既存と連携することで、業務の効率化や、生産性の向上につながる可能性があります。たとえば、営業担当者やマーケティング部門で利用している顧客管理システムと連携することで、顧客ごとに最適な見積もり書の作成が可能です。そのほかにも、営業支援ツールや会計システムとの連携に対応していると便利でしょう。
導入形態で選ぶ
一般的に、見積管理システムには、クラウド型とオンプレミス型の2種類あります。クラウド型は、自社で専用のサーバーを用意する必要がなく、初期費用を抑えられるほか、外出先での見積もり書作成やテレワークにも適しています。一方、オンプレミス型は、自社でサーバーを用意しなければならないため、初期費用がかかってしまいます。ただし、自社基準でセキュリティ対策を行えることや、カスタマイズしやすいのがメリットです。
業界・業種に合ったものを選ぶ
最後に、業界・業種に合ったシステムを選ぶことです。というのも、業界や業種ごとに見積もり書のフォーム・記入項目や、作成フローが異なる場合があるためです。システムを選ぶ際には、自社の業界・業種に対応しているかをチェックしましょう。
見積管理システムは業界業種に合った、必要な機能のそろったものを選ぼう
見積管理システムを導入するうえで、自社の業界・業種に適しているかを確認しましょう。また、現状どのような課題を抱えているのかを明確にすることも重要です。とくに、機能面はシステムごとに異なるので、各機能を調べる必要があります。本記事で解説した選び方や、おすすめのシステムを参考にし、自社に最適なシステムを探してみてください。