タグとは?これだけは知っておきたい基礎知識【意味・種類】

  • 最終更新日:2021-10-03
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エンジニアではなくても、Webに関わる職種の人であれば大半がプログラミングに用いられるようなコードに触れたことがあると思います。Webページの記述に用いられるHTMLもコードです。そのようなコードの中で用いられるのが、本記事で解説するタグです。非エンジニアであれば、言語別にある様々なタグの種類を詳細に理解したり覚えたりする必要はありません。しかし、Webページの内容を編集したり、ページに外部のサービスの機能を追加したりといった状況で、タグを利用しなければいけないことがあります。本記事では、非エンジニアのビジネスパーソンに向けて、業務を遂行する上で知っておいた方がよいタグの知識や使い方について解説します。

そもそもタグとは?どんなときに利用されるの?

コードには<>で囲われている箇所があります。この部分は、コンピューターに指示を出す内容が記述されています。例えば「ここには画像を配置します」とか「ここにはリンクを配置します」といった命令文が入っています。この<>で閉じられている部分をタグと呼びます。

タグは英語でtagと書きますが、もともとは「付け札」や「目印」といった意味です。コンピューターに、ここが指示内容ですよとわかるように付けられた「目印」がタグなのです。コードの中のタグは単独の<>だけで命令できるものもありますが、多くは<h1>Hello!</h1>といったように、<h1>という開始タグと括弧内がスラッシュから始まる</h1>という終了タグがあり、Hello!という要素が囲まれています。

これだけは知っておきたい!タグの大まかな種類

ここでは、ビジネスパーソンが知っておきたいタグの種類について解説します。自社のサービスと外部ツールの連携、Web広告の出稿、サイト制作などタグを設置する作業が必要になってくるケースが多いです。

HTMLタグ

HTMLとは、Hyper Text Markup Language(ハイパーテキスト・マークアップ・ランゲージ)の略で、Webページを作成するために開発された言語です。Webページに画像を配置したり、見出しや段落といった文書構造を指定するのも、このHTMLという言語が担っています。このHTMLで使われるタグを使って文書をマークアップしていくことを、単に「タグ付け」と呼ぶこともあります。近年はデザイナー、編集者、ライターといった職種でも、HTMLタグをマークアップする現場が多くなってきています。Webに関わる人であれば、身につけておきたい知識・スキルです。

コンバージョン計測タグ

広告のコンバージョン計測タグは配信した広告がどれくらいの成果に繋がったか(コンバージョンできたか)を計測するためのタグです。例えば、Google広告やYahoo!広告などの成果を計測するにも、コンバージョン計測タグの設置が必要になります。加えて、コンバージョン計測タグがあることでコンバージョンをしやすいターゲットに広告を最適化して配信することも可能になります。HTMLタグに比べると少し専門的になりますが、Webマーケティングや広告部門で働くビジネスパーソンであれば、知っておいたほうが良いタグです。コンバージョンタグとは異なりますが、サイトに訪問したユーザーに限定して広告を配信するようなリターゲティングタグ(通称リタゲ)なども広告計測に関する重要なタグとなります。

ツールを制御するための埋め込みタグ

Google Analytics、ヒートマップツール、ABテストツールといった解析ツールなどを使用するためのタグです。制御タグをWebページに埋め込むことで、各ツールの機能を対象のページに連携することができます。プログラマーやエンジニアでなければ実際にタグを実装することは少ないと思いますが、Webマーケティングを担当する部署で働くビジネスパーソンは、知っておいたほうが良いタグです。

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SNSで使われるタグ

SNSには、コンバージョンを計測したり、機能を追加する独自のタグが用意されていることがあります。企業や団体がFacebookやTwitter、Instagramなどを使ってSNSマーケティングを展開したい場合は、そのサービス独自の設定方法に従ってタグを設置することが多いので覚えておきましょう。

タグを埋め込む場合はGoogleタグマネージャーが便利

Googleタグマネージャー(通称GTM)とは、様々なタグを一括で管理することが可能なGoogleが提供するマネジメントツールです。複数のタグを利用して自社サービスを運用していく場合に大変便利な無料のサービスです。

1.タグの設置・管理が容易になる

Googleタグマネージャーを使うと、コードを変更せずともタグの実装処理が可能になります。プログラマーに依頼しなくても、マーケティング担当者が直接自分でタグをソースに埋め込めます。また、実装が必要なページ全てに一括でタグを設置したり、タグを埋め込むページやタグを読み込む条件などをこと細かに管理することが可能になります。

2.タグのバージョン管理ができるようになる

Googleタグマネージャーでは、タグのバージョンを管理することも可能です。沢山の外部サービスと連携していると、タグのバージョンが更新されても、なかなか気づけないこともあります。バージョンが更新されていないとトラブルが発生するリスクもありますので、自社のWebサイトに設置されたタグのバージョンを一元管理できる本機能は大変便利です。

3.ページを公開する前にプレビューができるようになる

Googleタグマネージャーには、プレビューモードという動作確認用の機能が搭載されています。Webページに設置したタグが正しく配信されているかを公開前に確認することができるので、タグの設置の仕方が間違っていてページが表示されなくなったというようなトラブルを未然に防止することができます。

まとめ:Webマーケティングで必須となるタグの知識

社内や部署にエンジニアが常駐する現場ばかりではないと思いますので、Webマーケターや広報担当者などがタグを実装しなければいけない状況も十分に考えられます。こうした作業には抵抗があるという人も多いと思いますが、タグの設置は基本的にはコピー&ペーストで行える範囲です。本記事で紹介しているようなタグの実装作業は、仮に失敗してもバックアップさえしっかりとっておけば致命的なトラブルは避けられます。また、専門的な知識がなくても、前述のGoogleタグマネージャーなど便利なツールが提供されていますので、どんどんチャレンジしてみましょう。一度慣れてしまえば、タグを実装するのも簡単に思てくるはずです。

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