Slackが新機能をリリース
ビジネスチャットツールのSlackが「ワークフロービルダー」という新機能の追加を2019年10月にリリースしました。
本記事ではこちらの新機能ワークフロービルダーについてご紹介します。
Slack公式ブログ
Slackについて
そもそもSlackってどのような便利な使い方ができるのかを知りたい方は以下の記事でまとめておりますので、あわせてご覧ください。
ビジネスコミュニケーションに特化したチャットツールとして利用されているSlack(スラック)。今や多くの企業がコミュニケーションツールとして導入しています。Slack(スラック)の導入を検討するなら、機能やメリットなどといった基本的[…]
ワークフロービルダーとは
それでは早速ワークフロービルダーについて紹介をします。どういうものかクイックに確認したい方はこのSlackのYouTube動画をご覧ください。
Slack上でのワークフローを自動化
ワークフロービルダーはその名の通りワークフローを構築することができる新機能です。具体的には、トリガーを設定することによって自動的にワークフローに載せることができるとても便利な機能です。
例えば、以下のようなケースをはじめとして様々な場面で役に立ちそうです。
- 入社後の手続きを簡素化
- Slackチャンネルに新しく追加された人に、チャンネルのルールや見て欲しい情報などを自動で出す
- 出張希望を出すとき行き先や時間の入力を自動で行うことができる
- 会議の感想を集約できる
- 総務の備品購入を簡単に入力できることでフロー化
「反復」「情報取得」「定型」がキーワードの業務はワークフロービルダーによって効率化できる仕事が多そうです。
ワークフロービルダーの使い方
Slack右上の自分のアカウント名をクリックします。メニューに「ワークフロービルダー」がでてきます。
※ユーザーの権限によっては表示がされない場合もあります。
「ワークフロービルダー」をクリックするとワークフローの作成画面に遷移します。
ワークフローに名前をつける
まずは作成するワークフローに名前をつけます。
誰が見てもわかりやすい名前がおすすめです。
ワークフローのトリガーを選択する
ワークフローを開始する方法を選択します。
これはワークフローのトリガーと呼べるもので、どのトリガーでワークフローを始めるかを設定することができます。
トリガーは3種類から選択することができます。
- アクションメニュー:チャンネルのアクションメニューから選択する
- チャンネルの新しいメンバー:新しいメンバーが追加されたタイミング
- 絵文字リアクション:チャンネルの誰かが特定の絵文字を使った時
試しに「アクションメニュー」を選択してみます。
項目にしたがってチャンネルの指定とアクションの名前をつけます。
ワークフロー概要の設定
以下の画面でワークフローの概要を設定します。「ステップを追加」をクリックして、フローを追加していきましょう。
試しにフォームを作成してみましょう。
例えば、出張の確認の場合を想定したフォームを作ってみましょう。タイトルを設定し、質問を追加していきます。質問のタイプを選択したり、新しい質問を追加したりします。ここらへんは直感的に操作することができます。保存をおすとステップの設定は完了です。
概要にステップが表示されます。もう1ステップ追加したい場合は「ステップを追加」をクリックします。ステップはいくつも追加することができます。
フォームの入力が終わったら、お礼メッセージを出すステップを追加してみます。メッセージの送付先をプルダウンメニューから選択し、任意のメッセージを記入します。
完成したら保存をクリックします。
「公開する」をクリックすると「公開準備ができました」というポップアップが表示されます。
ワークフローを実行する
では早速設定したワークフローを実行してみます。「アクションメニューから選択」をトリガーにした場合は、チャンネルの右上にあるカミナリアイコンをクリックすることで発動させることができます。
クリックすると、チャンネル内にワークフローのポップアップが表示されます。
ワークフローを入力して、送信をおすと、自分のアカウントにメッセージが届いています。正常にワークフローが実施されたことが確認できました。
以上がワークフロービルダーの実際の使い方となります。
ワークフローのフォーマット
手っ取り早くワークフローを作りたいといった場合にはSlackがフォーマットを提供しています。( Slack公式サイトを確認 )
おわりに
上記紹介はあくまで一例となりますが、チームの用途によって様々なワークフローの設定が可能であることがおわかりいただけたと思います。うまく活用することによってSlackでの仕事がより一層効率化されそうです!以上でSlackの新機能ワークフロービルダーのご紹介を終了します。