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はじめに
仕事でGoogleスプレッドシートを使う機会は年々増えて来ているかと思います。
本エントリに関しては別のスプレッドシートに記載してある値を引っ張ってくるやり方をご紹介します。
覚えると簡単でかつ非常に便利なやり方なのでもしもの時に非常に役にたちます。
Googleスプレッドシートとは
GoogleスプレッドシートはGoogleが提供する表計算ソフトです。
マイクロソフトが提供するエクセルと一緒ですが、基本的にオンラインで共同編集ができたりアドオンを使うことによって機能拡張が容易であることが良さです。
Googleスプレッドシートのアドオン機能に関してより詳しくまとめた記事が以下にありますのでご参考くださいませ。
別スプレッドシートの値参照方法
それでは早速、別のスプレッドシートから値を引っ張ってくる方法を説明します。
別のスプレッドシートから値を参照するためには「IMPORTRANGE」というスプレッドシート独自の関数を使います。
IMPORTRANGE関数の構文は以下となっています。
一つづつご説明をします。
スプレッドシートのユニークキーとは、スプレッドシートのURLに記載されてる以下の箇所を指します。
ちょうど赤色のマーカーをひいている箇所です。
該当のシート名とは、スプレッドシート上のシートの名前です。
例えば、シート名が「シート2」という名前であれば「シート2」という指定でOKです。
A1:D4の範囲を指定したい場合と加えると、「データX!A1:D4」といった表記になります。
以上をまとめると、引用したいスプレッドシートのセル上で以下のような数式を打つと一気にデータが反映されます。
別スプレッドシートの値を計算する方法
シンプルに参照する方法は上記ですが、例えば別スプレッドシートの値を計算してもう一方のスプレッドシートに反映させたいケースなどあるかと思います。
ケース1:SUM関数で合計を出す
別スプレッドシートの金額の合計を、もう一方のスプレッドシートに参照させたいといったケースを想定してみましょう。
SUM関数で囲った以下の数式で表すことができます。
もちろんSUM関数以外でも表現可能です。AVERAGEでもSUMIFでもCOUNTIFでも設定ができます。
ケース2:VLOOKUP関数を利用する
VLOOKUP関数を利用することも可能です。
例えば、参照元シートの商品IDを指定して商品名を表示させることなどができます。
商品IDが100の商品を引用させようとすると以下のような数式になります。
この値の範囲はA1:C5ですね。
上記のように「iPhone」と無事表示されました。
VLOOKUP関数についての説明は本記事においては割愛をさせていただきます。
同じスプレッドシートの別シートの値を参照する
FYI程度ですが、スプレッドシートは同じであるがシートが異なる場合は以下の数式を入力します。
例えば、参照したいシート名が「データベースB」で参照したいセルが「A5」の場合は以下となります。
こちらは非常に簡単ですね。
最後に
案外使う機会がある別スプレッドシートからの参照についての記事を終わります。
スプレッドシートは非常に奥深い使い勝手があるサービスですので、仕事上の効率化や課題解決のオプションが沢山あることがお分りいただけたかと思います。
もちろん関数を覚える必要はございませんので、是非ググってください!
ユーティリーでは効率化につながる便利サービスをご紹介しています!
よろしければ以下のエントリもご覧ください。