コミュニケーションツールとして多くの人が利用しているLINE(ライン)。そのビジネス版があることはご存知でしょうか。ビジネスチャットツールは今や仕事をするうえで欠かせないものとなっています。ビジネス版のLINE(ライン)と言われるLINE WORKS(ラインワークス)は、仕事のコミュニケーションを中心に業務効率化を叶えてくれるツールがひとつにまとまった便利なサービスです。
本記事では、そんなLINE WORKS(ラインワークス)の基本的な使い方や特徴をご紹介します。この記事を読み終わる頃には、LINE WORKS(ラインワークス)の使い方をマスターできていることでしょう。
ラインワークス(LINE WORKS)とは?ツールの基礎情報と事前知識
最初にラインワークスの基本情報を確認しましょう。ラインワークスは、企業向けに開発されたビジネスチャットツールで、LINE(ライン)と見た目がそっくりで使いやすいと人気があります。ワークスモバイルジャパン株式会社が運営しております。ワークスモバイルジャパン社はネイバー社が株主であり、LINEの兄弟会社となります。ラインワークスは仕事のプロジェクトにおいてもLINEのように気軽に連絡を取り合えることが最大の魅力です。既存のLINEアカウントもそのまま活用できる便利さも人気の理由です。
メモ
- LINEのような操作性のビジネスチャットツール
- 運営のワークスモバイルジャパン社はLINEと兄弟会社。
- 既存のLINEアカウントもそのまま活用可能!
ラインワークス(LINE WORKS)の使い方 〜機能紹介編〜
LINE WORKS(ラインワークス)にはどのような機能が備わっているのでしょう。主要な機能をご紹介します。
トーク機能
まずはトーク機能です。LINEと同じ仕様のトーク画面なので、プライベートの連絡と変わらない使いやすさでコミュニケーションを取ることが可能です。普段の会話のようにやり取りができるところが魅力といえるでしょう。1,000種類以上のスタンプがあり、ビジネス上でも気持ちが伝えやすくなります。また、LINE上では既読・未読の詳細はわかりませんが、LINE WORKS(ラインワークス)では誰が既読になったかを確認できます。
また、LINEのようにグループを使ってやり取りをすることも可能。グループを作ると、情報共有や記録ができる「ノート」、グループメンバー共通のスケジュールを管理できる「予定」、ファイルの共有・管理ができる「フォルダ」機能を利用できます。
音声通話やビデオ通話も使えるので、仕事をスムーズに進められるでしょう。
ホーム機能
続いてはホーム機能です。ホーム機能とは掲示板機能のことを指しています。チャットやメールは数が増えるとどんどん流れていってしまいがちですが、掲示板機能を使うことで見逃しを防止できます。
管理者は、用途に合わせて掲示板別に閲覧・編集権限を設定可能。特定の範囲での情報共有にも便利です。
下書き保存や予約投稿もできるので、必要な情報を狙った時間帯に周知できます。プッシュ通知を活用することで、特定の人物に掲示板をチェックしてもらうよう促せることも特徴です。
カレンダー機能
続いてはカレンダー機能です。個人の予定だけではなくチームメンバーの予定も把握できるので、スケジュールをスムーズに組みやすくなるでしょう。また、チームメンバー以外でもお気に入りに設定することでスケジュールを簡単に確認できます。
空き時間の検索機能も備わっているので、効率的にスケジュール管理ができます。さらに、メンバー同士のスケジューリングだけではなく、社内備品や会議室の管理も一括で行なえるところがポイント。会議室や社内備品を「共有設備」として登録しておけば、各メンバーが予定作成時にその時間帯に利用可能な設備を設定できるため、会議室の予約重複を防止できます。
アンケート機能
続いてはアンケート機能です。アンケート機能を活用することで、社内の意識調査やイベントの出欠確認がスムーズにできます。会食日程の調整から災害時の安否確認まで、シーンに合わせてテンプレートを活用してアンケートを作成できるので便利です。また、社内だけではなく顧客や取引先にもアンケートを実施できます。LINEユーザーや他社のLINE WORKSユーザーに対してアンケートを送付できるところが魅力といえるでしょう。
回答結果は表やグラフで自動的に集計でき、結果をCSVなどのファイルでダウンロードできる仕様になっているので、アンケート結果の活用がしやすいでしょう。
アドレス帳機能
続いてはアドレス帳機能です。アドレス帳は、各部署、各拠点のメンバーを一覧で確認できる機能。組織やチームごとにメンバーを表示できるので、誰がどのチームに属しているのかがひと目でわかります。
パソコンから社員情報を検索し、どの部署に属しているかを確認してから連絡を取るというような、面倒な段階を踏まずに連絡先を探せるところが便利なポイントです。また、アドレス帳からグループの作成を簡単に行なえるので、チームグループを作成する手間がかからないところも魅力といえます。
メール機能
続いてはメール機能です。新規に取得したドメインでも、現在使用しているメールアドレスでも利用ができることが特徴。通信経路の暗号化、ウィルス・マルウェア対策やDKIM対応がされているので、安心して使えるところが嬉しいポイントです。また、内容に応じて自動的に分類してくれる機能や、漏れを防ぐリマインダー機能も搭載されているので、効率的にメール管理が行なえるでしょう。
モバイルでもパソコンと同じように利用できるので、移動中でもスムーズにメールの確認ができます。
Drive機能
続いてはDrive機能です。Drive機能を利用することで、どこからでも手軽にファイルやデータにアクセスできます。グループフォルダにもモバイルから手軽にアクセスできるようになるので、スムーズに資料を共有できたり、共同作業を円滑に行なえたりというメリットがあります。
Driveと連携することで、トーク、ノート、ホーム、メール等でのファイル添付・保存が直接行なえるので、必要な情報を素早く探せるようになるでしょう。
データをフォルダごとに分類もでき、見やすく探しやすく管理することが可能です。
管理機能
続いては管理機能です。組織階層や役職、兼務の設定など、メンバーや組織の一括管理が可能です。遠隔でデータを削除したりアクセスをブロックしたりできるので、スマートフォンの盗難・紛失時にも安心です。
また、プレミアムプランにはアーカイブ機能も搭載されており、最大10年分のデータを安全に保管できるので必要なデータをさかのぼって探せます。このようにプランによって管理できる範囲が異なるので注意しましょう。
Bot機能
続いてはBot機能です。Botを活用することで、業務の効率化が叶えられます。例えば、Botに必要事項を伝えるだけで会議室予約を完了できたり、議事録を取っておいてもらえたりと、Botの力を借りることで手間を省けるのです。
サンプルボットをカスタマイズして、すぐに業務に活用できるので便利です。
LINE WORKS(ラインワークス)の使い方〜料金を知る〜
次に、LINE WORKS(ラインワークス)の料金体系を見ていきましょう。
LINE WORKS(ラインワークス)の料金概要
LINE WORKS(ラインワークス)には4つのプランがあり、フリーからプレミアムに向けて徐々にできる範囲が広がります。LINE WORKS(ラインワークス)の料金概要を以下にまとめました。一番下のプランは無料で使えるフリープランです。基本的な考え方は1ユーザーあたりの月額プランになります。最も上位のプレミアムプランでも1ユーザーあたり1,200円で利用ができます。画像は月額契約向けですが、年間契約にした場合はキャプチャの価格から20%オフになります。
ポイント
- プランは4つ。無料プランもあり。
- 料金の考え方は、1ユーザーあたりの月額利用料金。
- 年間契約にすると20%オフが適用!
以下に各プランの利用内容を整理しました。
フリー | ライト | ベーシック | プレミアム | |
ユーザー数 | 100人まで | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
ストレージ | 5GB | 基本100GB
(一人当たり1GB追加) |
基本1TB
(一人当たり1GB追加) |
基本10TB
(一人当たり1GB追加) |
チャット | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
LINEユーザーとのチャット | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
音声/ビデオ通話/画面共有 | 〇
(1対1) |
〇
(200人まで) |
〇
(200人まで) |
〇
(200人まで) |
グループ機能 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
ホーム機能 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
カレンダー機能 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
アドレス帳 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
アンケート機能 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
メール機能 | × | × | 〇
(30GB/ユーザー) |
〇
(無制限) |
Drive機能 | × | × | 〇
(30GB/ユーザー) |
〇
(1TB/ユーザー) |
タスク管理機能 | × | × | 〇 | 〇 |
アーカイブ機能 | × | × | × | 〇 |
管理とセキュリティ | 〇
(限定) |
〇
(制限なし) |
〇
(制限なし) |
〇
(制限なし) |
監査ログ | 2週間 | 6ヶ月 | 6ヶ月 | 6ヶ月 |
監査ログのダウンロード | × | 〇 | 〇 | 〇 |
SLA保証 | × | 〇 | 〇 | 〇 |
カスタマーサポート | × | 〇 | 〇 | 〇 |
広告の非表示 | × | 〇 | 〇 | 〇 |
LINE WORKS(ラインワークス)の使い方〜他のツールにはない強みとは?〜
さまざまな種類のビジネスチャットツールが出現しているなかで、LINE WORKS(ラインワークス)にはどのような強みがあるのでしょうか。
業務効率化に必要な機能がまとまっている
LINE WORKS(ラインワークス)には、チャットや音声通話・ビデオ通話以外にも、社内通知に使えるホーム機能やメンバーとのスケジュールを調整しやすくしてくれるカレンダー機能など、さまざまな機能が備わっています。業務を効率的に進めるには、ツールを利用して手間を省くことが必要。とはいっても、多くの種類のツールを併用するのは効率的とはいえません。LINE WORKS(ラインワークス)には、業務効率化に役立つツールがひとつにまとまっているので、何種類ものツールを併用することなく仕事をスムーズに進められるでしょう。
LINE(ライン)の要領で使える
LINE WORKS(ラインワークス)には、むずかしい操作は必要ありません。普段使っているLINE(ライン)の要領で使いこなせるので、導入当日から戸惑うことなく利用できるでしょう。LINE(ライン)でもお馴染みのスタンプ機能は、気持ちを伝えやすくしてくれること間違いなし。円滑なコミュニケーションを実現できるはずです。LINEや他社のLINE WORKSユーザーともトーク機能でやり取りができるので、社外とのやり取りもLINE WORKS(ラインワークス)ひとつで叶います。
国際認証を取得したサービス運用で安心・安全
LINE WORKS(ラインワークス)上のデータは全て、セキュリティ専門のエンジニアチームが24時間365日体制でモニタリングしています。国際認証を取得したレベルの高いセキュリティなので、安心して利用できるところも強みです。
(次ページ)
続いては、LINE WORKSの使い方を紹介!
- 1
- 2