本記事では無料で使える短縮URL作成サービスについて解説します。SNSの文字数制限、メール文面や資料を簡潔に見せたい時、アフィリエイトリンクのパラメーターを目立たなくしたい時など、URLを短縮したいこともありますよね。実はツールを使うと、簡単に短縮URLを作成できます。本記事では無料で使える短縮URL作成ツールを紹介します。
短縮URLとは
短縮URLはその名の通り長いURLを短く表示する方法です。アフィリエイトリンク、広告パラメーター、URLの日本語表記サイトなどURLが長文になってしまうケースはよくあります。このようなURLを短く整形することができます。
例えば、以下が具体例です。
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【アフター:短縮URL】:https://bit.ly/33TQnuW
上記のようにパラメーター付きの長いURLを短いリンクに変更できます。URLを短くしてももちろん遷移先は変わりません。100文字以上のURLでも20文字程度まで短縮できたため見た目も非常にスッキリしました。
長すぎるURLは百害あって一利なし
「わざわざURLを縮ませなくてもいいのでは?」と考えている方もいるでしょう。しかし、短縮URLには相応のメリットがあります。むしろ短ければ短いほど良いともいえるでしょう。短縮URLのメリット、裏返すと長いURLのデメリットを簡単に説明します。
構成が楽になる
URLが短いほど構成に気を使う必要がありません。例えば、表の中にURLを入れる構成の場合はURLが長すぎると一部の列や行だけ幅が異なったりしてしまいます。文中でURLを引用する場合でもあまりにも長いと一行におさまらないどころか複数行にわたってURLだらけになってしまう場合もあります。
文字数制限をクリアできる
長いURLは100文字を超えるケースがあります。文字制限のあるサービスやSNSを使う場合は、せっかくシェアしたいサイトがあってもURLが長すぎると文字数制限に引っかかってしまうことがあります。
twitterに関しては自動URL短縮機能があり
文字数制限があるTwitterを使う場合も考えられます。しかし、Twitterは長いURLを掲載しても、自動的に短縮URLに置き換えられます。どんなに長いURLであっても文字数は22字程度に収まるため、Twitterでは短縮URL必要はありません。
URLで不信感を与えない
URLが異常に長いと怪しいと感じる方も一定数います。「怪しいサイトに飛ばされるのではないか?」「明らかにアフィリエイトリンクのような気がして何か売られるのではないか?」など、URLが長いだけでネガティブが印象をもたれる場合があります。
マーケティング施策の一部が筒抜けになる場合も
また、マーケティングの専門家がパラメーターを見れば「どの広告配信サービスを使っているのか、どういう広告キャンペーン設計をしているのか」を推測できるケースがあります。つまり不要な情報をあえて公開している状況になっているのです。
オススメの短縮URLサービス
オススメの短縮URLサービスをご紹介します。 いずれも無料で、かつ簡単な操作で利用できます。
Bitly(ビットリー)
Bitly(ビットリー)は2009年にスタートした老舗の短縮URLサービスです。Twitterの短縮URLは、Bitlyのシステムを採用しています。Bitlyは会員登録不要で利用可能です。アカウント登録した場合は、有料プランで独自ドメインの短縮URLを作成できます。短縮URLの表示にこだわりたい場合はアカウント登録をオススメします。
Bitlyの使い方
Bitlyの使い方は以下の3ステップです。英語サイトではありますが直感的に利用ができます。
- Bitlyのトップページをスクロールし、「shorten your link」にURLを入力する
- 「shorten」をクリックする
- 短縮されたURLをコピーする
tiny URL
tinyURL(タイニーユーアールエル)は、2002年にTiny URL LLCが公開した短縮URLサービスです。スパム業者対策としてURLをクリックしてから転送される前にプレビューされる機能が実装されているため安心感もあります。また、独自ドメインURLを作成できるオプションもあります。加えて、独自ドメインのURL作成は、無料・会員登録不要で利用可能です。
tinyURLの使い方
tinyURLもURLをコピペするだけの3ステップで利用可能です。
- トップページ中央にある「Enter a long URL to make tiny」の枠に、URLを入力する
- 独自ドメインのURLにしたい場合は、以下の枠内に好きな文字列を入力する
- 「Make Tiny URL!」をクリック
短縮URLメーカー
Syncer(シンカー)が提供している短縮URLメーカーです。1つのページでさまざまなドメインを選ぶことが可能です。日本発のサービスのため、日本語に対応していて使いやすいといえます。しかし、2020年10月現在「Google」「gw.ly」「TinyCC」は利用不可となっています。利用したいサービスのURLが作成できない場合は、作成可能なサービスを選び直しましょう。
短縮URLメーカーの使い方
短縮URLメーカーの使い方は以下です。
- お好みのドメインを選択する
- URLを入力する
- 自動的に短縮されたURLは、ボックス内をクリックするとコピーできる。「確認」をクリックすると、サイトへアクセスできるかチェック可能
最初にドメインを選ぶステップが独自であるといえます。
bit.do(ビットドゥー)
bit.doは、ブラジルを拠点とするインターネットソフトウェア開発会社「insite」が2012年から開発している短縮URLサービスです。bit.toは「https://bit.to/」以下を任意で決められます。URLの文字列で記事の内容を伝えたい場合にオススメです。何も入力しない場合は、ランダムでURLが作成されます。短縮URLと同時に、QRコードも自動的に作成可能です。サービスとして、URLをクリックした人数・国や地域・日時など、トラフィックがわかるものもあります。オプション機能は、すべて無料です。
bit.toの使い方
bit.toの使い方は以下です。
- URLを入力する
- 任意のURLにしたい場合は赤枠内に入力する
- 「私はロボットではありません」にチェックをいれる
- 「Shorten」をクリック
短縮URLサービスの注意点
短縮URLのサービスは突然終了する場合があります。提供が終わった場合、短縮したURLを使用できなくなるケースも想定しなくてはなりません。例えば、2017年9月には、ピクシブ株式会社が提供していた短縮URLサービス「p.tl」の終了と共に、888万件以上の短縮URLがリンク切れを起こした過去があります。サービス終了に伴い短縮URLのリンクが切れてしまっても問題ないように対策しておきましょう。短縮前のURLを管理しておくといざという時に迅速に対応可能です。
Googleの短縮URLサービス「Google URL Shorter」はすでにサービス終了
すでに終了した短縮URLサービスに「Google URL Shorter」があります。Google URL Shorterで短縮したURLは2020年10月現在利用はできるものの新規発行は不可です。過去にGoogle URL Shorterを利用していた方は、リンク切れを起こしていないか今後も確認を怠らないようにしましょう。
おわりに
本記事では短縮URLについて解説をしました。非常に長いURLになってしまった場合は短縮URLサービスをお使いいただくことをオススメします。 快適な仕事の手助けになる最新ツールを紹介
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