メールフォーム作成ツール比較11選！無料で作成できるおすすめの問い合わせフォームとは？

本記事ではオススメのメールフォーム作成ツールを紹介します。メールフォームはブログやサイトなどから読者が直接問い合わせできる手法です。企業や個人のWebでのお問い合わせ窓口として一般的な手法ですが、ゼロから作ろうとすると制作のコストや手間がかかってしまします。本記事でご紹介するフォーム作成ツールを使えば簡単に安価で問い合わせフォームを作成できます。

メールフォームとは

メールフォームはサイト上で直接フォーム入力をすることで問い合わせできる仕組みです。サイト上にタグやスクリプトを埋め込むことで作成が可能です。メールフォームを使うと、メーラーを起動する必要はありません。また、フォームツールを使う場合はデータ取得も可能になります。また、メールフォームで取得したデータを効果的に活用することでリード獲得や成約率を向上させることが可能になるため、CRMの入り口としての効果も期待できます。

フォームツールでできること

フォームツールを使うメリットとして主に以下があります。

実装の手間がかからない

多くのフォームツールはドラッグアンドドロップなど簡単な操作でフォーム作成ができます。このため、コードを書いて実装するようなケースは最近ではほとんどなくなりました。誰でも手軽にメールフォームを作れます。

効率的に必要な情報を収集できる

任意項目や必須項目など取得データを任意で決めることができます。加えて、郵便番号を入力すると住所が自動入力されるといった機能が搭載されているツールもあるのでユーザーの負担も軽減できます。

問い合わせ対応が一元管理できる

フォームの回答が一元管理できます。たとえ担当者が複数名いても管理画面から問い合わせの対応状況を管理できるためオペレーション上も大変便利といえるでしょう。

低コストで高度なリサーチができる

フォームツールは問い合わせ以外にもアンケートなどのマーケティングリサーチにも活用できます。データの集計や分析が手軽にできるツールも多いためリサーチの具体的な手法としても非常に重宝するといえます。

フォームツールを比較するポイント

フォーム作成ツールを比較検討する上で重要なポイントは以下の４つです。

料金

フォーム作成ツールの価格は無料から有料まで様々です。無料プランの場合、ユーザー数や作成可能なフォームの数に制限がかかっていることが多いです。有料プランにも、使用範囲に制限がある無料プランやトライアル期間を提供してくれているサービスもありますので、自社のサイトの目的や環境に合わせてコスト面を考慮して最適なツールを選びましょう。

実装の手軽さ

ドラック＆ドロップで直感的に項目を設定できるものから、多少プログラミングの知識が必要になってくるツールまで操作性にも幅があります。思わぬ工数がかからぬように、導入前に実装方法を十分に確認しておきましょう。

カスタマイズ性

どの程度カスタマイズができるのかというのもツールを選択する上でポイントとなる部分です。特に本体のサイトのイメージに則したフォームを作成したい場合は、画像が挿入できるか、テーマカラーやフォントなどのデザイン編集ができるかといったことも考慮に入れてチェックしておきましょう。

ユーザー管理

前述のようにフォーム入力から得られた顧客データを管理できるかどうかは重要なポイントです。フォーム作成ツールを導入することによって、ユーザー管理に関するコストが大幅に削減できる場合もありますので、有料プランも含めて自社のサービス内容にあったものを選びましょう。

オススメのフォーム作成ツール11選

無料プランや無料トライアル期間が用意されているサービスを中心に、オススメのフォーム作成ツールをご紹介します。

Googleが提供-Googleフォーム

GoogleフォームはGoogleが提供するフォーム作成ツールです。無料で利用できるサービスですが、非常に多機能で使いやすいツールです。「連絡先情報」「スケジュール確認」「イベント出欠確認」「パーティー招待状」といったパーソナル目的から「イベント参加者アンケート」「注文書」「就職申込書」「業務依頼書」といったビジネス目的、「評価テスト」「ワークシート」「受講者アンケート」といった教育目的まで、様々なテンプレートから簡単にフォームを作成することができます。他の有料ツールと比較して、フォームのテンプレート自体のカスタマイズ性がそれほど高いとは言えませんが、HTMLをコピー＆ペーストして自社のサイト内のコンテンツとしてフォームを公開することもできるので、工夫次第でサイトのイメージにあったデザイン編集も可能です。また、Google Workspace（G Suiteより名称変更）の有料プランもに加入すれば、さらに高度なフォーム作成にも対応できるようになっています。

直感的な操作でフォーム項目を設定できる-formrun（フォームラン）

 

スタートアップから大企業まで幅広く利用されている人気のフォーム作成ツールです。無料プランも提供されているので、導入しやすいサービスです。管理画面はドラック＆ドロップで直感的な操作でフォーム項目を設定できるので実装も簡単です。メールソフトと連携はもちろんのこと、Slack、ChatWork、Microsoft Teams、LINE WORKSといったビジネス向けコミュニケーションツールと連携し、問い合わせを即時に通知することが可能です。また、「未対応」「対応中」「対応完了」といった問い合わせへの対応状況と担当者を一目で確認できるように、フォームの回答をカンバン方式（トヨタ自動車が採用している生産管理方式）で管理することができます。その他にも、メールソフトと連携はもちろんのこと、Slack、ChatWork、Microsoft Teams、LINE WORKSといったビジネス向けコミュニケーションツールと連携し、問い合わせを即時に通知するといったことが可能です。

 

セキュリティ面も万全-formzu（フォームズ）

formzu（フォームズ）は「お問い合わせ」「宿泊予約」「商品注文」など、様々なメールフォームを無料で作成できるサービスです。また、より高度な機能が搭載された有料版の無料トライアルも提供されているので、実際使ってみてから導入することができます。また、「JIS Q 15001」に基づいた個人情報マネジメントシステムを構築しており、プライバシーマークを付与されているサービスなのでセキュリティ面も万全です。加えて、PayPal連携のフォームが作成できます。Eコマースサイトなどを運営している場合にオススメしたいツールの一つです。

株式会社PR TIMESが提供-Tayori（タヨリ）  

Tayoriは月間1万本を超えるプレスリリースが集まるプラットフォーム「PR TIMES」を運営している株式会社PR TIMESが提供するフォーム作成ツールです。「お問合せ」「予約」「イベント申し込み」「見積もり」「採用」「査定」など、予め用意されたテンプレートを利用してフォームの入力項目を編集すれば簡単に問い合わせフォームを作成することができます。また、カスタマイズ性が高く、サイトイメージに合ったデザインに仕上げることが可能です。フォーム作成以外にも、FAQ、チャットといったカスタマーサポートに必要なサービスがパッケージとなって提供されているので、コスト削減にも役立つツールです。

簡単に実装可能-オレンジフォーム

オレンジフォームは無料で使える高機能なフォーム作成ツールです。HTMLやCSSといったマークアップ言語による設定は一切不要なので、フォームを簡単に実装可能です。「お問合せフォーム」「資料請求・サンプル請求・商品注文」「アンケート・顧客満足度調査」「セミナーイベント受付」「イベント投票・出欠」「メルマガ読者登録」といった多岐の用途に活用できるツールです。ChatWorkへの自動通知、Googleスプレッドシートへの自動投稿、メルマガとの自動連携、登録完了ページの設定など数多くの便利な機能が搭載されています。作成したフォームはFacebook、Twitter、LINEでも利用可能です。マルチデバイス対応でモバイル端末からの操作もスムーズです。

簡単にフォームが作成できる-Form Mailer（フォームメーラー）

Form Mailer（フォームメーラー）は項目をドラック＆ドロップするという直感的な操作なのでWebサイト作成に慣れていない人でも簡単にフォームが作成できるツールです。「セミナー」「キャンペーン」「ネット販売」「採用」「問い合わせ」「アンケート」といった用途別のテンプレートが用意されており、写真とテキストを差し替えるだけで高品質なフォームを実装できます。また、カスタマイズ性が高く、本体サイトのイメージにあったデザインに編集可能です。Googleアナリティクスを設定して回答の推移を分析する、回答のCSVをダウンロードするといったことも可能です。

メールフォームの作成を手軽に-Qubo（キューボ）

Qubo（キューボ）は有料のフォーム作成ツールですが14日間の無料体験版や、1ヶ月だけの短期利用が可能なプランも提供されています。実装については、プログラミングの専門知識は一切不要で、目的や用途に応じて必要な入力項目をドラック&ドロップするだけで簡単にフォームを作成できます。「お問い合わせ」「資料請求」「お申し込み」「各種応募」「写真投稿」「アンケート」「採用応募」「予約」「投票」といった様々なサンプルフォームが用意されています。また、「出張申請」「購入申請」「休暇申請」などリモートワーク導入においても便利な社内申請向けのテンプレートも用意されています。さらに、英語・韓国語・中国語といった多言語に対応しており、教育機関・医療機関など公共性の高い法人でも数多く採用されています。

大容量ファイルの添付の可能-FormOK（フォームオーケー） 

FormOK（フォームオーケー） は無料プランも用意された大容量ファイルも添付可能なフォーム作成ツールです。画像や動画といったデータを送信してもらう必要があるなど、添付ファイルの容量制限に悩んでいる担当者に特にオススメしたいツールです。365日24時間ノンストップでサーバーが運用されており、基本的に定期的なメンテナンス時間がありません。常時および日次の多重バックアップでデータの保存体制も万全です。また、バージョンアップでフォームの書きかけ途中保存機能を搭載されています。こちらの機能は無料プランでも適用対象なので、ユーザーに長文のテキストを記入してほしい場合などにもオススメです。

市場調査に特化-SurveyMonkey（サーベイモンキー）  

サーベイモンキーは有料プランのみのフォーム作成ツールですが、オンライン投票、アンケートなど市場調査に特化したサービスなので、大規模な市場調査、アンケート調査などを行いたい場合に非常にオススメのツールです。200種類以上のテンプレートが用意されており、用途や目的に沿ったアンケートを簡単でスピーディーに作成することが可能です。質問サンプルを利用すれば、さらに効率的にアンケートフォームを作成できます。リサーチに特化していることもあって、通常の回答結果分析はもちろんのこと、感情分析や業界平均との比較といった高度な分析にも対応しています。

世界規模のトップ企業が採用-formstack（フォームスタック） 

formstack（フォームスタック） はNetflixやTwitterといった世界規模のトップ企業が採用しているフォーム作成ツールです。有料ツールですが、どのプランにも14日間の無料トライアルが用意されています。このため、実際に使ってみてから導入を検討することが可能です。海外のサービスなので実装の難易度は少し高めになりますが、ハイクオリティなデザインのフォームを作成したい場合には、非常にオススメです。条件分岐も簡単に設定できるので、高度なアンケート調査にも役立ちます。

ハイセンスなテンプレートが豊富-Typeform（タイプフォーム） 

 

Typeform（タイプフォーム） は対話形式で画面が遷移していくフォームが作成可能な海外製のツールです。ハイセンスなデザインの豊富なテンプレートが用意されており、簡単におしゃれなフォームを実装することができます。管理画面は英語のみですが、ドラック&ドロップによる直感的な操作でフォームを作成できるので、単語レベルの理解でも問題なく利用できます。また、フォームは日本語対応されているので文字化けの心配もありません。Slack、Trello、Googleスプレッドシートなどの外部サービスと連携することで機能を拡張することもできます。

おわりに

各サービスの導入事例をみてもわかるように、大企業もフォーム作成ツールを利用することが一般的になっています。また、今回紹介したツール以外にも、特徴的な機能を搭載したフォーム作成ツールを開発・提供しているディベロッパーが多数存在します。有料のツールでも自社でシステム開発することに比べれば、かなりコストが抑えることができますので、本記事を参考にしてぜひ導入を検討してみてはいかがでしょうか。