SFAツールとは、企業の営業活動を可視化して効率化を図り、売上・利益を最大化させるための営業支援システムのことです。
昨今は多種多様なツールがリリースされており、営業マンが多い大企業向けのものだけではなく、小規模企業でも使いやすいツールもたくさん出回っています。
本記事では、SFAツール選びの参考になるよう、その特徴や機能、導入のメリット、選び方、効果を最大化する方法のほか、おすすめのツールを目的・営業スタイル別に紹介します。
ジョブマネ株式会社
ジョブマネは、日本の中小企業向けに作られたクラウド型の業務管理ツールです。グループウェア、営業支援(SFA)、顧客管理(CRM)、基幹システム(ERP)がデータ連携しているオールインワン型のシステムとなっており、豊富な17機能を備えています。
- 1 SFA比較25選!高性能な営業支援ツールは?
- 1.1 Salesforce Sales Cloud
- 1.2 eセールスマネジャー Remix
- 1.3 Zoho CRM
- 1.4 Oracle Sales Cloud
- 1.5 kintone(キントーン)
- 1.6 JUST.SFA
- 1.7 GRIDY SFA
- 1.8 intra-mart DPS for Sales
- 1.9 FreshworksCRM
- 1.10 Pipedrive(パイプドライブ)
- 1.11 Mazrica Sales(マツリカセールス)
- 1.12 ネクストSFA
- 1.13 Camcard Business
- 1.14 F-RevoCRM
- 1.15 BizMagic
- 1.16 Microsoft Dynamics 365
- 1.17 LaXiTera(ラクシテラ)
- 1.18 cyzen(サイゼン)
- 1.19 FlexCRM
- 1.20 楽楽販売
- 1.21 GEOCRM.com
- 1.22 アクションコックピット
- 1.23 UPWARD
- 1.24 GENIEE SFA/CRM(旧 ちきゅう)
- 1.25 営業日報MarkⅡ
- 2 SFA(営業支援システム)とは?
- 3 SFAツールの基本的な機能
- 4 SFAツールを導入する5つのメリット
- 5 SFAツールを比較する7つのポイント
- 6 SFAツールの導入効果を最大化する使い方【3ステップ】
- 7 自社の営業スタイルに合ったSFAで、チーム全体の生産性を底上げしよう
SFA比較25選!高性能な営業支援ツールは?
ここからは、おすすめのSFAツールを、目的や営業スタイル別に分けて紹介します。
最初は、導入実績が多く人気が高い10のSFAツールです。
Salesforce Sales Cloud
セールスフォース・ドットコム社が提供している「Salesforce Sales Cloud」は、全世界でトップシェアを誇るクラウド型のSFAツールです。顧客管理や商品管理、契約管理、問い合わせ管理、売り上げ予測などを搭載し、多機能な上にMAなど多くのシステムと連携可能な点が最大の特徴です。AIにより、高確度の見込み客を適切な担当者に割り当てる機能や、高度な分析・レポート機能も備え、マルチデバイス対応で、あらゆる業種・職種のニーズに対応するスタマイズも可能です。
「Essentials」10名まで 3,000円/ユーザー・月〜
※無料トライアルあり ※いずれも年間契約条件
株式会社セールスフォース・ドットコム
デジタル営業を成長へと導くNo.1 CRM・SFAプラットフォーム。リードの管理をより効果的に、パイプラインの把握をより正確に。
世界でもっとも信頼されている営業支援システムで、管理業務を自動化しより多くの商談を短期間で成立させましょう。
eセールスマネジャー Remix
ソフトブレーン社が提供している「eセールスマネジャーRemix」は、国産SFAツールとしてはトップのシェアを誇ります。導入後の定着率が95%を越え、サービス定着までコンサルタントがサポートをする体制にも定評があります。クラウド型だけでなくオンプレミス型で利用することも可能で、自社に合ったカスタマイズを自由できるのも魅力です。営業担当者の作業負荷が少なく、使いやすい点も評価されています。
Zoho CRM
ゾーホージャパン社が提供している「Zoho CRM」は、全世界で4万社が導入しているクラウド型のSFAツールで、低コストで基本機能を利用できるのが最大の特徴です。多言語に対応しており、対話型AIアシスタント(Zia)機能で、対話形式による音声操作も可能です。CRM機能が基本ながら、SFAとしての機能やレポート作成機能、営業メールの自動送信機能なども搭載されています。
「スタンダード」10万件(200MB)まで 1,440円/ユーザー・月 〜
※無料トライアルあり
Oracle Sales Cloud
オラクル社が提供している「Oracle Sales Cloud」は、営業活動を管理する多機能型クラウドSFAツールです。特に、管理すべき情報の階層が複雑な、代理店管理が充実しているのが特徴です。売上予測機能も定評があり、何がどれくらい売れそうかという方向性を容易に把握できるので、業務の効率化を実現します。他のoracleシステムとの連携が可能で、OracleMarketingCloudとの連携でリードへのフォローが効率的にできるなど、広い領域の業務をカバーできます。
日本オラクル株式会社
Oracle Sales Cloudは、営業組織に特化したクラウド型営業支援サービスです。従来のCRMシステムを超え、テリトリー分析機能と売上予測の機能を強化しています。
kintone(キントーン)
サイボウズ社が提供している「kintone」は、SFAツールとしての機能だけではなく、さまざまな機能をプログラミング不要でカスタマイズできる、業務アプリケーションサービスです。自社に適したSFA機能を構築できるので、目標達成や多様な業務の効率化を実現します。
JUST.SFA
ジャストシステム社が提供している「JUST.SFA」は、優れた視認性と操作性が特徴のクラウド型SFAツールです。直感的な動作で、誰でも簡単に利用できる使いやすさには定評があります。顧客管理、プロセス管理、売上予測などの基本機能を搭載し、さまざまな外部システムとの連携もできるので、より効果的なマーケティング活動を可能にします。同社のエンジニアが、自社の目的に応じたオー-ダーメイドに対応するのも魅力のひとつです。
株式会社ジャストシステム
JUST.SFAは、プログラミング知識が不要なノーコードで構築可能な営業支援クラウドサービスです。新規開拓、既存深耕、ルートセールスなど、さまざまな営業スタイルに合わせて柔軟にSFAを構築できるため、現場での営業活動のシステム化を促進します。
GRIDY SFA
「GRIDY SFA」は、ナレッジスイート社が提供しているアプリケーションパッケージKnowledge SuiteのSFA機能です。同社のグループウェアやCRM、名刺管理システムと連携することで、複数機能をワンストップで利用でき、広範囲の業務効率化を図ります。ユーザー登録が無制限なので、社員数が多い企業などに向いています。
「グループウェア」 容量3GB 6,000円/ユーザー・月 〜
※無料トライアルあり
ブルーテック株式会社
GRIDY SFAは、営業活動を効率化するためのクラウド型SFAです。顧客情報の一元管理、営業プロセスの可視化、レポート作成の自動化など、多岐にわたる機能を提供しています。
intra-mart DPS for Sales
エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマート社が提供している「intra-mart DPS for Sales」は、業界最後発のSFAツールながら、8,200社の導入実績を誇ります。他社製品の課題を研究しつくして開発されたツールなので、高機能で利便性・操作性に優れています。撮影するだけで名刺管理ができる機能と営業活動をひもづけることで、有用な顧客管理が可能となります。商談管理は、商談の特性や戦略的な位置づけ、引合経緯などの情報登録で、受注確度やBANTスコアなどの確認も容易にできます。
クラウド版:「ライト」10ユーザー 2,500円/ユーザー・月 〜
オンプレミス版:「ライト」10ユーザー 30,00円+保守料年6,000円 〜
株式会社エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマート
intra-mart DPS for Salesは、NTTデータイントラマートが開発した営業支援ツールで、導入実績9,500社を超える信頼性があります。Excel資産を最大活用し、オリジナルな帳票がSFAと連携することができます。
FreshworksCRM
インドのフレッシュワークス社が開発した「FreshworksCRM」は、日本ではOrangeOne社が販売・提供しています。CRM/SFA + MAツール + 内蔵電話 + チャットという、マーケティングからセールスまでのプロセスを一貫して管理できる機能のほか、使いやすいインターフェイスと低コストが特徴のツールです。また、即日導入が可能な点も評価されています。
Freshworks Inc.
Freshworks CRM(Freshsales)は、ビジネスの販売パイプラインとドライブを増加させるためのセールスCRMソフトウェアです。このサービスは、顧客とのやりとりを360°ビューで表示し、パーソナライズされた購入体験を提供することで、コンテキスト駆動型の営業を促進します。
Pipedrive(パイプドライブ)
エストニアで開発された「Pipedrive」は、世界中で9万社以上の導入実績を誇るSFAツールです。直感的に操作できる使いやすさや、営業担当者の負荷を軽減する自動入力補助機能などにより、現場に定着しやすいツールとして定評があります。
「エッセンシャル」 月額12.50$(年契約)/月額15$(月単位契約)〜
※無料プランあり
Pipedrive Inc.
Pipedrive(パイプドライブ)は、営業プロセスの効率化を目指すCRMツールです。このサービスは、リード管理、営業プロセスの自動化、パフォーマンス分析などの機能を提供しており、中小企業から大企業まで幅広いターゲットに対応しています。
Mazrica Sales(マツリカセールス)
マツリカAI社が提供しているMazrica Sales(マツリカセールス)は、多くの企業で課題となっている営業マンのスキル・ナレッジの属人化を解消できるのが特徴です。営業の成功・失敗事例を分析して営業マンの活動を支援するほか、企業の外部情報や財務情報なども自動で取得できます。直感的で使いやすい画面も、定着率が高い理由となっています。
「Starter」 ユーザー5人 2.5万円~/ユーザー・月 〜
※無料トライアルあり
株式会社マツリカ
Mazrica Salesは、営業活動を効率化し、生産性を向上させるためのクラウドベースのツールです。このサービスは、営業チームが顧客との関係を管理し、営業パイプラインを追跡し、営業活動を最適化するのに役立ちます。
ネクストSFA
ジオコード社が提供している「ネクストSFA」は、使いやすさと見やすさが特徴で、定着率96%以上を誇るSFAツールです。プログラミング知識が無くても簡単にカスタマイズできるので、自社の目的に合った最適な運用が可能です。自動日報機能やメール一括配信、取引先ごとの目標管理機能などが搭載され、Gmail・Sansan・MoneyForwardクラウド請求書など、多くの他システムとの連携も可能です。
Camcard Business
ワウテック社が提供している「CAMCARD BUSINESS」は、名刺情報を即データ化できる名刺管理型のSFAツールです。高精度なOCR(文字認識)機能により約5秒で名刺をテキストデータに変換できます。また、Salesforce、DynamicsCRM、SugarCRM、Google Contact、Outlook等と連携できるので、業務の効率化を図ることができます。マルチデバイス対応なので、名刺情報を活かした電話発信やメール送信がすぐにできるほか、商談情報やタスク登録機能により、迅速で的確な営業提案を実現します。
※無料トライアルあり
Intsig Information Corporation
CAMCARDは、世界中で最も利用されている名刺管理ソリューションで、1億人以上のビジネスパーソンに愛用されています。スマートフォンで名刺を撮影するだけで、情報が自動的に連絡先として保存されるため、手入力が不要で効率が上がります。
F-RevoCRM
シンキングリード社が提供している「F-RevoCRM」は、ソースコードが公開されており自由なカスタマイズが可能です。そのため、容易かつスピーディにシステムの構築・運用ができるのが最大の特徴です。また、ライセンス費用が無料なので、コスト削減にもつながります。CTIシステムと連携すると、コールセンターとしての活用も可能になります。
シンキングリード株式会社
F-RevoCRMは、顧客に関係する社内情報をすべて管理できる“統合型顧客管理システム”です。キャンペーン・リード管理から顧客・商談管理、販売管理、サポート管理・プロジェクト管理まで幅広い機能を持ち合わせています。
BizMagic
カイエンシステム開発社が提供している「BizMagic」は、必要な機能だけ選んで導入することができるSFAツールです。ベースとなるライセンスだけでも顧客管理や顧客とのやりとりを記録する接点記録、日報など、営業管理に必要な基本機能を利用することができます。導入時に必要なライセンス数とオプション数のみでスタートできるので、コストを抑えながらの運用が可能となります。
クラウド版:初期費用 58,000円、月額費用 2,000円/ライセンス・月〜
オンプレミス版:「ライセンス5~100Lic まで」 25,000円/ライセンス〜
株式会社BizMagic
BizMagicは、機能セレクト型のSFA(営業支援システム)で、最小のライセンス数とオプション数で導入を開始できる特徴があります。導入が定着した後に、必要なオプションを1ライセンスずつ追加できるため、段階的な運用のレベルアップが可能です。
Microsoft Dynamics 365
マイクロソフト社が提供している「Microsoft Dynamics 365」は、OutlookやExcelなどのMicrosoft製品と連携できるのが最大の特徴です。確度の高い見込み客の優先順位付けやSNSを利用した顧客との関係構築支援、顧客への適切なフォローアップの時期の助言など、細かな営業フォローを行うSFAツールです。営業支援だけではなく財務管理や製造管理などにも幅広く使え、自社の目的に合わせて細かくカスタマイズできるのも魅力です。
日本マイクロソフト株式会社
Microsoft Dynamics 365は、Microsoftが提供する一連のクラウドベースのビジネスアプリケーションの統合ソリューションです。このサービスは、企業のさまざまな部門(販売、カスタマーサービス、フィールドサービス、人事、財務など)のニーズに対応するために設計されています。
LaXiTera(ラクシテラ)
日鉄日立システムエンジニアリング社の「LaXiTera」は、顧客管理や日報管理、案件管理など、営業活動に最低限必要な機能に絞り込んで提供されているSFAツールです。使いやすさが最大の特徴で、営業マンの入力負荷を軽減できるように設計されています。マルチデバイス対応なので、外勤のメンバーが多い企業に適しています。
日鉄日立システムソリューションズ株式会社
LaXiTera(ラクシテラ)は、日々の活動管理をサポートし、営業活動の効率化を支援する営業支援・活動管理(SFA)システムです。日報管理、案件管理、顧客管理などの機能を提供し、営業チーム内の情報共有を促進します。
cyzen(サイゼン)
レッドフォックス社が提供している「cyzen」は、モバイルに特化したSFAツールで、位置情報通知機能を搭載している点が最大の特徴です。GPSにより位置情報を管理しているため、営業マンの現状やスケジュール確認、営業報告をリアルタイムで共有でき、営業活動や指示のスピードアップを図ることができます。撮影した写真を自動的に仕分けする写真管理機能なども搭載されています。
レッドフォックス株式会社
cyzen(サイゼン)は、スマートフォンを活用して地図に顧客をマッピング、位置情報の共有、報告書の作成など業務にかかる時間を短縮し、生産性を高め、革新的な働き方をサポートする活動管理アプリです。外で働く人(デスクレスワーカー)向けに、営業や現場の活動を効率化し、見える化するためのツールとして提供されています。
FlexCRM
ノイアンドコンピューティング社が提供している「FlexCRM」は、CRM機能が中心でありながら、業務プロセス管理、担当者·取引先管理などのSFAの機能も搭載しています。シンプルで簡単な操作性で、業種や業態ごとにテンプレートが用意されているので、自社に合った運用をすぐに始められるのが特徴です。
株式会社G.FLEX
「FlexCRM」はCRM/SFAクラウドサービスです。このサービスは、業務の属人化を取り除き、業務プロセスを組織レベルで共有することを目的としています。業務プロセスの可視化、現場主導での業務改善、全社的な業務プロセス管理など、さまざまな機能を提供しており、特に営業支援システムとしての活用ができます。
楽楽販売
ラクス社が提供している「楽楽販売」は、ルーティンワークの自動化などにより、営業業務の効率化を追求したSFAツールです。営業活動の履歴や進捗状況などリアルタイムで共有できるので、伝達漏れや属人化を防ぐことにつながります。また、自社に合ったカスタマイズを最小限からできるので、コストを抑えた導入・運用が可能です。
GEOCRM.com
ナレッジスイート社が提供している「GEOCRM.com」は、位置情報を活用して、フォローすべき顧客のカルテをスマードフォンで簡単に記録・共有できるツールです。「フィールドナーチャリング」を謳っており、外出先から見込み客の情報を確認・育成できるので、外勤営業の活動を効率化したい企業などに適しています。
ブルーテック株式会社
GEOCRM.com(ジオシーアールエムドットコム)は、顧客への訪問時にヒアリングシートを入力して顧客カルテを更新することで、見込み顧客育成を目的とするモバイルCRMクラウドサービスです。訪問すべき見込み顧客は訪問履歴から顧客の状態、訪問経過日数に応じて色別に表示され、瞬時に把握できます。
アクションコックピット
ビジネスラボ社が提供している「アクションコックピット」は、日報で営業管理をしていないルート営業を行う企業に適したSFAツールです。ルート営業に適したBasic版では、スケジュールや活動量分析、訪問計画管理、メール機能などが搭載され、営業の効率化を実現します。ほかにも、進捗状況や売上見込みが管理できる案件版PREMIUM版があり、1社1社にきめ細かくフィットさせたカスタマイズが可能です。
初期導入費 10,000円/ユーザー
「Basic版」 2,000円/ユーザー・月 〜
株式会社 ビジネスラボ
アクションコックピットは、クラウド型SFA/CRM営業支援システムで、使いやすさを徹底追求しています。名刺取り込みから営業活動の見える化、情報共有、コミュニケーションの活性化を実現し、スマホやタブレットにも対応しています。
UPWARD
「UPWARD」は、UPWARD社が開発したルート営業に最適のSFA・CRM一体型クラウドサービスです。位置情報を活かして訪問先やスケジュール管理を地図上から行うことができるのが最大の特徴です。優良顧客がマップ上に表示され、次の行動を提案してくれるので、特にルート営業の現場を効率化するツールとして定評があります。
GENIEE SFA/CRM(旧 ちきゅう)
ジーニー社が提供しているGENIEE SFA/CRM(旧 ちきゅう)は、日本のビジネスシーンに合わせて開発された純国産のSFAツールです。顧客管理画面の見やすさにも定評があり、ITリテラシーが低くても、業務の効率化や受注率向上を実現できるシステムとなっています。マルチデバイスで利用ができ、「Slack」や「Chatwork」と連携できることから、商談状況の更新やリード獲得の通知をリアルタイムで獲得できます。
株式会社ジーニー
GENIEE SFA/CRMは、株式会社ジーニーが提供する国産営業管理ツールです。このサービスは、案件管理、顧客管理、グラフ作成などを簡単に行うことができ、業績向上を実現することが可能です。
営業日報MarkⅡ
京都のエム・ツー社が提供している「営業日報 MarkⅡ」は、営業日報履歴やスケジュール管理などが可能なSFAツールです。マニュアルが無くても直感的な操作で利用でき、マルチデバイス対応なので、営業効率の向上を可能にします。
SFA(営業支援システム)とは?
最初にSFAの意味と、CRM・MAとの違いについて説明します。
SFAの意味
SFAとは、「Sales Force Automation」の頭文字を取った言葉で、営業支援システムのことです。SFAツールを利用すると、顧客情報や営業活動、売上予測などの定量的な情報はもちろん、営業ノウハウやコツなどの属人化しがちな定性情報も可視化して共有できます。これにより、売上・利益の最大化と営業の効率化を実現します。今まで営業が行っていた業務の自動化や見込みの精緻化、情報ナレッジの共有ができることから、組織力の向上にもつながります。
おすすめのSFAサービス [PR]
CRM・MAとの違い
企業の活動を円滑にするSFAと同様のツールに、CRM(Customer Relationship Management:顧客管理ツール)と、MA(Marketing Automation:マーケティング自動化ツール)があります。これらの違いは、MAが商談「前」の活動をサポートするのに対し、SFAが商談「中」の活動をフォロー、CRMが商談「後」の管理を行うツールで、利用するタイミングが異なる点です。
SFAとは? 営業の案件管理や効率化などにSFAの貢献が非常に大きなものとなってきました。SFAとは、Sales Force Automationの略で日本語では営業支援システムと表現をすることが多いです。例えば、営業プロセスの可[…]
MAとは
MAは、広告や展示会などで獲得したリード(見込み客)を、DMやメルマガ、Webサイトなどでアプローチすることにより、精度の高いホットリードにナーチャリング(育成)することを目的としたツールです。営業の商談前に、自社消商品やサービスに興味を抱かせ、商談成功の確率を高めるのがMAの役割です。
MAツール(マーケティングオートメーションツール)とは、リードの獲得や育成などを自動化することにより、マーケティング活動の効率化を実現するツールです。めまぐるしく変化する消費行動やビジネス環境において、人手を駆使した従来のマーケティング手法[…]
SFAとは
SFAは、営業の効率化をメインに設計されており、売上管理や案件管理、営業活動管理に特化した機能となっています。これらを管理して適切な行動を示唆することで、商談から受注に至るまでの精度を上げるのがSFAの役割です。
CRMとは
CRMは、顧客の情報や顧客との関係性を管理するツールで、営業の商談後の受注状況や関係性などを把握できるだけではなく、顧客との長期的な関係づくりを構築することを目的に利用されます。最近では見込み客の行動をデータ化し、リード獲得のために利用できるCRMもあります。
マーケティング業界で導入が進んでいるCRMツール。しかしいざ導入しようと思っても、種類が多すぎて選びきれないと悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。本記事では、CRMツールの意味やメリット、比較時のポイント、特徴別のサービスを解説[…]
SFAツールの基本的な機能
次に、SFAツールの主な機能を紹介します。
顧客管理
顧客管理機能では、顧客の社名、所在地、売上、担当者、連絡先、競合状況などの基本的な名刺情報のほか、キーマンや意思決定フロー、顧客が抱える課題など、商談に影響するさまざまな情報を管理して、随時アップデートします。営業担当が不在や移動の場合でも、誰が見てもわかる情報を共有することで、営業の平準化を実現します。
本記事では名刺管理アプリについて解説をいたします。リモートワーク が普及してきたといえ煩雑な名刺管理はすぐに無くなることはありません。そこで、名刺管理の手間を効率化してくれるのが名刺管理アプリです。本記事では、名刺アプリを選ぶ際のポイントや[…]
案件管理
案件管理機能は、担当者がどこの取引先にどんな提案を行ったかという履歴や、受注見込額、現在の営業フェーズ、受注確度などを管理します。案件のステイタスを共有することで、全部署で進捗状況を確認でき、業務の効率化につながります。
予実管理
予言管理とは、予算と実績を管理することで、事前に設定した予算や売上目標と、現状の売上見込みや経費などの差異分析を行い、目標達成のための軌道修正を行います。SFAツールでは、案件や期間、売上予測などを入力することで、担当営業別、顧客別、商品・部門別などの売上予測を容易に把握できるので、スピーディで確実な対策が可能となります。
スケジュール管理
スケジュール管理機能により、各営業の商談や行動のスケジュールが可視化されるます。これにより、上司が適切なタイミングで指導ができるほか、他部署のメンバーが営業活動に必要な情報を提供できるなどのメリットがうまれます。
営業日報
SFAツールには、日々の営業活動をレポートする日報機能も備わっています。商談内容を把握できるほか、過去のデータは蓄積されるので、成功案件の営業プロセスや、取引先に対するアプローチのヒントなどを学ぶこともできます。
営業活動の管理・分析
営業活動の管理・分析機能では、営業マンごとの日々の活動や現状のステイタスなどを把握できるほか、チーム全体での受注率、進捗状況、目標達成率などを可視化できるので、営業活動の改善や効率化につながります。また、優秀な営業マンの行動パターンやノウハウを共有することで、組織全体のパフォーマンス向上も期待できます。
SFAツールを導入する5つのメリット
続いて、SFAツールを導入して得られるメリットを紹介しましょう。
SFAのメリット1.営業活動そのものに集中できる
営業がルーティンとして行っていた報告業務などが、入力するだけで上司や他のメンバーに共有されるので、業務の時間短縮になり、本来の営業活動に集中できます。また、活動中の課題や効果的なアプローチ方法を参考にできるアーカイブも蓄積されているので、効果の高い営業につながります。
SFAのメリット2.営業職一人ひとりの課題がわかる
SFAツールでは、属人的な営業ノウハウや行動パターンなどの定性的な情報も可視化されるので、営業マンそれぞれの個性や課題を把握できます。これにより、問題解決方法を的確に指示ができるようになるほか、個別の教育方針なども明確になります。
SFAのメリット3.ノウハウを共有し、営業の属人化を防ぐ
優秀な営業マンのナレッジやスキルも共有できるので、チーム全体のパフォーマンスの底上げにつながります。また、営業が担当替えになってもスムーズに引き継ぐことができ、新人教育などにも活用できます。
SFAのメリット4.人的ミスを防ぎやすくなる
営業の現場では起こりがちな情報の伝達漏れや判断ミスなどは、SFAツールを利用することで防ぎやすくなります。全ての営業活動がデータで共有され、次の最適なアクションもAIを搭載したSFAツールが判断するため、精度の高い業務を可能にします。
SFAのメリット5.管理業務を効率化できる
マネージメントの立場にある場合は、全ての営業活動がいつでもどこにいても確認できるので、管理業務の効率化につながります。各種データもわかりやすく可視化されるので、今後の対策立案や部下への指示なども、短時間で的確にできるようになります。
SFAツールを比較する7つのポイント
SFAツールを導入するのであれば、以下の点に注意して選ぶようにしましょう。
SFAの比較ポイント1.必要な機能は揃っているか
SFAツールによって搭載されている機能は異なるので、自社の課題や目的を解決できる機能が備わっているツールを選ぶようにしましょう。自社に適切なツールを選ぶためにも、事前に導入する目的を明確にしておくことが重要です。また、多機能であればいいわけではなく、小規模の会社で、使用頻度が高い機能がごくわずかの場合は、最小限の機能で導入して随時追加できるサービスもあるので、自社に合ったSFAツールを選ぶようにしましょう。
SFAの比較ポイント2.CRMやMA、他ツールと連携できるか
SFAツールは、CRMやMA、BIツールなど、ほかのシステムと連携することで、より業務の効率化や時間短縮、利便性向上を図ることができるものもあります。どのシステムと連携できるかはSFAツールによって異なるので、自社に必要な連携機能も確認をしておくようにしましょう。
SFAの比較ポイント3.CSVファイルに対応しているか
必要なデータをCSVファイルで出力できると、会議用の資料や報告書などの制作が容易となります。また、CSVデータが取り込み可能なSFAツールだと、現在Excelなどで管理しているデータも活用できることになります。
SFAの比較ポイント4.外出先でも使えるか
外出することが多い営業マンが出先でも利用できるように、マルチデバイス対応であるかどうかも重要な選択・比較ポイントとなります。リモートワークが増える中で、いつでもリアルタイムに情報を共有でき、どこにいても作業をできると、チャンスロスを防ぐことにつながります。
SFAの比較ポイント5.無料で使えるプランや期間はあるか
SFAツールを利用するには、システム導入費用やライセンス料、メンテナンス料などが必要となります。また、クラウド型とオンプレミス型で料金が異なります。中には、無料のトライアル期間を設けているツールもあるので、長期間利用することをふまえて、費用対効果を確認しておくのも重要なポイントです。
SFAの比較ポイント6.サポート体制、セキュリティ対策は万全か
故障時や緊急時などのトラブルの際にサポートしてくれる体制の有無も重要な選択ポイントとなります。日本語対応で、24時間電話サポートがあると安心です。
また、ビジネスシーンで利用するので、セキュリティレベルも確認するようにしましょう。添付ファイルの暗号化はもちろん、ツールによっては高度なセキュリティ機能を搭載しているものもあるので、詳しくチェックするようにしましょう。
SFAの比較ポイント7.十分な導入実績、口コミはあるか
豊富な導入実績や口コミによる評価も、重要な情報になります。導入実績が多いと、多くの企業からフィードバックがあり都度改善を重ねているので、ビジネスシーンで利用しやすいツールにアップデートされている可能性が高まります。口コミは、ユーザーの利用した際の感想が書かれていることが多いので、自社の使用シーンに合った評価を確認するようにしましょう。
SFAツールの導入効果を最大化する使い方【3ステップ】
最後に、SFAツールを導入して効果を最大化するために、自社で行っておきたい対策を紹介します。
STEP1.システムを使いやすい環境を整える
日々の営業活動は、毎日繰り返してアップデートされていることが重要です。そのため、営業マンが使いやすいように、社内環境やシステム利用の利便性を向上させることが重要です。外出先でも空いた時間に即入力できるような、マルチデバイス対応のSFAツールを選ぶことも、環境整備のひとつです。使っているうちに改善の要望などが出てきた場合は、できる範囲で対応するようにしましょう。
STEP2.数値目標をこまめに設定・管理する
毎日データをアップデートすることと同様に、営業活動の現状を把握して、目標とする数値もこまめに改善を加えながら、営業の進行全体を適切に管理することが必要となります。定期的なこれらの改善により、目標とする売上や利益増、組織力全体の底上げにつながります。
STEP3.PDCAサイクルを回し続ける
どのマーケティング活動にもいえることですが、SFAツールを導入した営業活動も、常にPDCAを回していくことが重要です。1週間、1ヶ月、四半期、半年、1年などのタームごとに目標を設定し、SFAツール導入による達成率や業務の効率化の進捗度など、自社の導入目的に沿った評価を行います。その上で、改善点や継続すべき行動をふまえて次期の目標を設定し、実践することを繰り返します。
自社の営業スタイルに合ったSFAで、チーム全体の生産性を底上げしよう
SFAツールには、大規模企業に適した多機能なツールもあれば、BtoBやBtoC、ルートセールスなど、さまざまな営業スタイルで使いやすい特化型のツールもあります。SFAツールを導入するなた、自社の目的や営業スタイル、売上目標、利用人数、利用シーンなどを考慮して、業務の効率化やチーム全体の生産性向上につながるツールを選ぶようにしましょう。
法人向けのサービスを運営されている場合、インサイドセールスという単語を聞く機会が一気に増えた方も多いかもしれません。今やインサイドセールスは法人営業には無くてはならない役割です。本記事ではインサイドセールスについて紹介します。インサイドセー[…]